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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/05/31 |
JAN | 9784105217150 |
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ブルックリン・フォリーズ
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ブルックリン・フォリーズ
¥550
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商品レビュー
4.2
47件のお客様レビュー
ポール・オースターはムーン・パレスしか読んだことなかったけどやっぱり読み応えあるなと感じる。 情景描写もセリフもぎっしり詰まってて好きだ。 トムが語るカフカの話がとても素敵ですね
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新潮社ホームページより引用。 「六十歳を前に、離婚して静かに人生の結末を迎えようとブルックリンに帰ってきた主人公ネイサン。わが身を振り返り『人間愚行の書』を書く事を思いついたが、街の古本屋で甥のトムと再会してから思いもかけない冒険と幸福な出来事が起こり始める。そして一人の女性と出...
新潮社ホームページより引用。 「六十歳を前に、離婚して静かに人生の結末を迎えようとブルックリンに帰ってきた主人公ネイサン。わが身を振り返り『人間愚行の書』を書く事を思いついたが、街の古本屋で甥のトムと再会してから思いもかけない冒険と幸福な出来事が起こり始める。そして一人の女性と出会って……物語の名手がニューヨークに生きる人間の悲喜劇を温かくウィットに富んだ文章で描いた家族再生の物語。」 「folly」とは「愚かさ」「愚考」というような意味合いの言葉だそうで、その名のとおり、読み始めて物語が始まってかなり長い時間、なんか冴えない話だし読むのやめようかな・・・と思っていた。 しかしある人物の登場から突然潮目が変わり、ドライブ感が出てきて、冴えなかった主人公ネイサンも鈍く光ってくる。 「2、3分のあいだ、私はルーシーが芝の上を駆けめぐり犬に棒を投げるのを見ている。トムは私の左でドン・デリーロの戯曲を読んでいる。私は空を見上げ、過ぎていく雲を眺める。タカが1羽、旋回して視界に入ってきて、また消えていく。タカが戻ってくると、私は目を閉じる。何秒も経たないうちに、私はぐっすり眠っている。」 小説が始まった時はこのような幸せな描写がなされるとは想像できなかった。 解説にもあるが、オースターは2000年代に入ってから「自分の人生が何らかの意味で終わってしまったと感じている男の物語」を発表し続けているそうだ。 僕が読んだのは確か自叙伝『冬の日誌』だった。読むのがなかなか辛かったが心に残った場面がいくつかある。5年ほど前に読んだと思うが、自分も当時の著者の年齢に近づいてきた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても素敵な作品でした!癌を患い、離婚をし死を待つためにブルックリンへと帰ってきたネイサン。そこで自分が犯したあらゆる失態、ヘマ、恥、愚挙、粗相、ドジをシンプルに綴った愚行の書を書くことにする。新たに始めた生活で、甥のトムと再会し、トムと友達ハリーと親しくなる。音信不通の姪のオーロラ、突然訪ねてくるオーロラの娘ルーシー。など様々な出来事が起こっていく。どの登場人物も大変な人生を送っていて、過去の後悔、現在直面している大変な事態はいくつもある。確かにホテルイグジスタンスのような夢の世界に逃避はできても、時間は進んでいく。夢のような世界を思い描きながらもそれぞれ自分ですべき事を考え、現実世界と向き合い乗り越えていく。いつか人生は終わってしまうということを病院で再認識し、その中でも無名は人は僅かな人に与えた印象しか残らず、真実もすぐに忘れ去られてしまうということに気づく。そこで思いつく忘れ去られた人の本を出版するという良いアイデア。最後、生きる喜びを実感しているネイサンの姿がとても素敵でした。でもその時は、同時多発テロが起こる直前。このテロによって多くの人の人生、物語が終わってしまうと思うとすごく悲しい。面白くて、明るいネイサンは家族の1人だったらすごく頼るになるだろうし、楽しそうだなって思いました!!頭も良くて的確なアドバイス、正確な判断が彼や他の人の人生をより良くしている感じがしました!!この本には自分が読んだことない作家、本が出てきて、いつか読んでみよう!!と思いながら楽しんで読むことができました!!お気に入りの本になりました^ ^
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