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わが人生 わが日活ロマンポルノ
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わが人生 わが日活ロマンポルノ
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
小沼勝 著「わが人生 わが日活ロマンポルノ」、2012.5発行です。1956~60年の5年間が、日本映画の黄金時時代と語り継がれているそうです。(映画観客動員数が10億人台で推移)そして、1971年、白川和子の「団地妻 昼下がりの情事」で日活ロマンポルノがスタートし、1998年に...
小沼勝 著「わが人生 わが日活ロマンポルノ」、2012.5発行です。1956~60年の5年間が、日本映画の黄金時時代と語り継がれているそうです。(映画観客動員数が10億人台で推移)そして、1971年、白川和子の「団地妻 昼下がりの情事」で日活ロマンポルノがスタートし、1998年に終焉を迎える。著者 小沼勝氏だけが誕生から終焉まで撮り続けた監督だそうです。
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すごく面白かった。監督の生い立ちから、学生時代、助監督として日活に採用され、ロマンポルノで監督デビュー。ロマンポルノとして撮った作品の詳細な解説に、出演した女優たちのエピソードと、こんな話が聞きたかった、という話ばかり。名言が至る所に出てきて楽しいのだけど、特にぐっときたのは以下...
すごく面白かった。監督の生い立ちから、学生時代、助監督として日活に採用され、ロマンポルノで監督デビュー。ロマンポルノとして撮った作品の詳細な解説に、出演した女優たちのエピソードと、こんな話が聞きたかった、という話ばかり。名言が至る所に出てきて楽しいのだけど、特にぐっときたのは以下の記述→カッコは追記。 ファンキー(小原宏裕)、ムッシュ(田中登)は仲間であり最愛の友だった。監督では神代辰巳は神であり、加藤彰は師であり、撮影所の上司では、黒澤満が全てである。そしてライバルはただ一人、曾根中生だ。 じーん…
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1971〜88年までに1000本を超える作品を世に送り出し、男子諸君の大いなる慰めとなるのみならず、日本映画界を背負って立つ人材を次々に送り出す孵化器としての役割を果たした「日活ロマンポルノ」。著者の小沼勝は、その17年間の歴史を通じて、ただ一人だけ最初から最後までロマンポルノを...
1971〜88年までに1000本を超える作品を世に送り出し、男子諸君の大いなる慰めとなるのみならず、日本映画界を背負って立つ人材を次々に送り出す孵化器としての役割を果たした「日活ロマンポルノ」。著者の小沼勝は、その17年間の歴史を通じて、ただ一人だけ最初から最後までロマンポルノを撮り続けたいわば生き証人だ。自身ずいぶんお世話になった者の一人として、この生き証人が語る「日活ロマンポルノ全史」は日本男子ならば問答無用で読んでおくべき1冊だと強く推す次第である。ちなみに私の蔵書には「小沼勝」「谷ナオミ」直筆のサインが入っている。こういうサイン本に10万円くらいの値がつくようになると、日本の文化程度も大したものだと思うのだが、如何であろうか。さらに蛇足を連ねれば、谷ナオミの芸名は谷崎潤一郎に由来しているそうな。ご本人が谷崎作品を好きだったのだが、「谷崎ナオミ」ではあまりに失礼だというので「谷」になったのだという。いい話じゃありませんか。今日日のAV女優じゃ、こうはいかない。どうも何を書きたいのかわからなくなってきたけれど、要は読めばいいのである。以上。
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