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ぼくの大好きな青髭 新潮文庫

庄司薫【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/05/29
JAN 9784101385341

ぼくの大好きな青髭

¥550

商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2022/04/11

薫くんは、同級生の高橋君の自殺未遂の連絡を受ける。彼は、高橋君の親友として、暗示されたものは、「青髭」。それを見つけること。 翌、1969年7月20日 アポロ11号が月に降り立つその日、「青髭」を探し、誰かを助けようとする彷徨を始める。 若者のエネルギーを吸収するかの新宿。そこに...

薫くんは、同級生の高橋君の自殺未遂の連絡を受ける。彼は、高橋君の親友として、暗示されたものは、「青髭」。それを見つけること。 翌、1969年7月20日 アポロ11号が月に降り立つその日、「青髭」を探し、誰かを助けようとする彷徨を始める。 若者のエネルギーを吸収するかの新宿。そこに集まる若者。今回は、今までの友人、兄弟達とは異質のアウトロー的な人々との関わり。薫くんが、異空間に迷い込むような感じ。 彼らを 二重三重に重なる群像として分類し表現している。○理想の十字架を掲げるもの ○十字架回収委員会 ○十字架回収委員会研究会 この世代に読んでいたら、傾倒したかも。 故坪内祐三さんが「1Q84」との類似を書評してたみたいです。 私は、それよりピンボールとか羊をめぐる冒険が近い気がする。しかも、こちらの方が、何かしらの結論が得られるように思う。

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2019/06/16

薫くんシリーズ第4弾。主題は「黒」に近い。夢や志に敗れた若者はどうなっていくのか?前作は兄の友人という、比較的身近な人生の先輩達の挫折、そしてその後の身の振り方に想いを巡らせるというものだった。今回は、芸術家の卵とかヒッピーとか週刊誌の記者とか、普段の薫くんとは接点のなかったタイ...

薫くんシリーズ第4弾。主題は「黒」に近い。夢や志に敗れた若者はどうなっていくのか?前作は兄の友人という、比較的身近な人生の先輩達の挫折、そしてその後の身の振り方に想いを巡らせるというものだった。今回は、芸術家の卵とかヒッピーとか週刊誌の記者とか、普段の薫くんとは接点のなかったタイプの人間たちとの出会いが描かれる。前作の兄の友人たちのように、夢破れても、なんとか軌道修正して、それまで反発していた社会に適合していける人はそれでいいかもしれない。でも、行き場をなくして命を絶ってしまう者もいる。何かがおかしい、でも、誰のせいなのか? めまぐるしい1日の終わりに、深夜の新宿御苑で薫くんは答えを見つけることができたのだろうか。

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2017/07/13

シリーズ完結。一作目「赤頭巾ちゃん〜」のような スピード感はないが、若者の精一杯の真剣さ、時代の変化に対する若者の心理描写のうまさ は 感じた 青髭とは、時代そのもの だったり 時代の変化 や 競争社会 を含めた時代 を指すのだと思う。挫折や迷走を繰り返しても 方向(風見鶏)を...

シリーズ完結。一作目「赤頭巾ちゃん〜」のような スピード感はないが、若者の精一杯の真剣さ、時代の変化に対する若者の心理描写のうまさ は 感じた 青髭とは、時代そのもの だったり 時代の変化 や 競争社会 を含めた時代 を指すのだと思う。挫折や迷走を繰り返しても 方向(風見鶏)を見失うことなく、人生を享受しよう というメッセージを感じた しかし、登場人物に 共感や尊敬はしない 人生=悪さや怠けても 笑って待っていて 虹のような橋をかけて連れ出してくれるもの

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