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神様のみなしご
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商品レビュー
2.9
18件のお客様レビュー
「児童養護施設に送られてきた不遇な子どもたちが作り上げる世界。それは鬱屈して、錯綜して、不安に満ちているけれど、それだからこそ、そこから生まれる希望は初々しくリアリティがある。逆境に生きる子どもたちの物語。」 「川島誠は、現代社会のどこかに置き忘れたような場所に住む子どもたちを大...
「児童養護施設に送られてきた不遇な子どもたちが作り上げる世界。それは鬱屈して、錯綜して、不安に満ちているけれど、それだからこそ、そこから生まれる希望は初々しくリアリティがある。逆境に生きる子どもたちの物語。」 「川島誠は、現代社会のどこかに置き忘れたような場所に住む子どもたちを大胆に、やさしく、正々堂々と、細やかに描いていく。やりきれない虚しさ、くやしさ、怒りが充満する空間で、いくつもの物語がほかの物語とからみあい、何人もの子どもたちが交わるうちに、驚くほど豊かな感情が芽生えていく。暗そうな設定の作品なのだが、決して暗くない。それどころか、吹っ切れた爽快感がある。」 (『10代のためのYAブックガイド150!2』ポプラ社 より抜粋)
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児童養護施設、愛生園で暮らす子どもたちの生い立ち、暮らす理由、心身の傷。 客観的なセリフで淡々と語られ、余計ツライ。
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「14歳の世渡り術」で推薦されていたので、読んでみた。 少し内容も描写も目を背けたくなるようなところがあるけれど、逆にそこなのかなぁ、と思った。14歳に薦める理由。 愛生園に住む色んな背景を持った子どもたちは、幸福とは言い難い。けれど、現実にはもっと悲惨な状況の子どもたちもいる...
「14歳の世渡り術」で推薦されていたので、読んでみた。 少し内容も描写も目を背けたくなるようなところがあるけれど、逆にそこなのかなぁ、と思った。14歳に薦める理由。 愛生園に住む色んな背景を持った子どもたちは、幸福とは言い難い。けれど、現実にはもっと悲惨な状況の子どもたちもいる。 同じ年頃の大半の子どもたちは、そういう事が世の中にある、という事は知っていても、リアルに想像することなんてまずできない。 本を読むことのメリットのひとつは、現実では知り得ない不快感情を体験するという事、と考えると、 英雄譚や冒険物語を読むのと同じくらい、目を背けたくなる物語を読む事も、子どもの成長を促すものかなと思った。 後半、恵まれない時代を経て、なお微かな希望にまっすぐに向いてる子どもたちの姿に、色々言われた愛生園でもやはり肯定される存在なんだろうなと思わされた。
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