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江戸幕府 最後の改革
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江戸幕府 最後の改革
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
天明の時代を田沼意次と狂歌師大田南畝の視点から描いた物語 意次の視点で幕政とその改革 南畝の視点で文化が描かれる 意次は財政を担当していたので、実行した改革やそれに対する旧幕臣の反応を読んでいると身につまされる
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面白い。 下級武士からのしあがる田沼意次の出世と悲哀がサラリーマン物語としても楽しめるし、ガバナンス、財政再建、政策の継続性という政治的テーマも考えさせられる力あり。 反面、大田南畝の物語はサッパリ響かなかった。
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内容紹介 国家を支え、人生を享受せよ! 飢饉や大地震が続き、危機的な経済状況にある天明期の江戸幕府。足軽の子と蔑まれつつ、経済手腕を買われて老中に出世した田沼意次と、借財に喘ぐ下級武士でありながら、狂歌師として、自由な「サラリーマン」生活を謳歌する大田南畝(なんぽ)。二人...
内容紹介 国家を支え、人生を享受せよ! 飢饉や大地震が続き、危機的な経済状況にある天明期の江戸幕府。足軽の子と蔑まれつつ、経済手腕を買われて老中に出世した田沼意次と、借財に喘ぐ下級武士でありながら、狂歌師として、自由な「サラリーマン」生活を謳歌する大田南畝(なんぽ)。二人の生き様から、企業人としての武士の懊悩を描いた、本格時代小説。 ※本作品は、講談社創業百周年記念書き下ろし作品として、2009年3月に単行本として小社より刊行された『青雲の梯 老中と狂歌師』を改題したものです。 内容(「BOOK」データベースより) 飢饉や大地震が続き、危機的な経済状況にある天明期の江戸幕府。足軽の子と蔑まれつつ、経済手腕を買われて老中に出世した田沼意次と、借財に喘ぐ下級武士でありながら、狂歌師として、自由な「サラリーマン」生活を謳歌する大田南畝。二人の生き様から、企業人としての武士の懊悩を描いた、本格時代小説。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 高任和夫 1946年宮城県生まれ。東北大学法学部卒業。三井物産入社。’85年に『商社審査部25時』を発表。以降、作家とサラリーマンの二足のわらじを履き続ける。’96年、50歳を機に依願退職、作家活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://books-officehiguchi.com/archives/4856743.html) タイトルが『江戸幕府最後の改革』であることから幕末のことを思い浮かべるかもしれないが、田沼意次の政治の頃の歴史小説である。 田沼意次とは足軽から老中に出世した人物で知られている。9代将軍徳川家重と10代将軍徳川家治の頃の老中で、株仲間を奨励するなど商業や貿易を重視して幕府の改革を行おうとした。幕府の改革以外では、蝦夷地の探検で、最上徳内を千島列島に派遣したことも有名である。田沼の政治では賄賂が横行した。息子で若年寄の田沼意知が江戸城内で暗殺され、その後に10代将軍家治の死により、田沼意次は失脚した。 田沼意次ともう一人の主人公は太田南畝である。太田南畝は江戸時代中後期以降の化政文化の頃の狂歌師で、元は幕府に仕える下級武士である。 この老中と下級武士から見た天明の飢饉後の江戸幕府をこの時代小説を通して知ることができるので教科書にない視点で歴史を知りたい人に勧めたい小説である。
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