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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2012/03/13 |
JAN | 9784334763800 |
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はむ・はたる
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はむ・はたる
¥385
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
「烏金」の続編。 浅吉が勝平とその仲間たちに悪行をせずに生きていく術を教えて暫くが経ち、今度は 勝平の仲間に焦点をあてた本作。 貧乏長屋に住んでいて贅沢も出来ないけれど、平穏に暮らせる事が幸せと感じられる子供達、ささやかでも大事な事がと改めて思わせる作品。 西條さんには、是非シリ...
「烏金」の続編。 浅吉が勝平とその仲間たちに悪行をせずに生きていく術を教えて暫くが経ち、今度は 勝平の仲間に焦点をあてた本作。 貧乏長屋に住んでいて贅沢も出来ないけれど、平穏に暮らせる事が幸せと感じられる子供達、ささやかでも大事な事がと改めて思わせる作品。 西條さんには、是非シリーズ化して頂きたいと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
烏金から引き続き。 勝平たち子供たちが主役。 それぞれの個性がどんどん出てて面白かった。烏金を読んだ後だから彼らがこんなふうに生活できてほのぼのするシーンもあれば、心苦しくなる話もあり。 ハチが少しずつ元気?になっていくのがよかった。伊根には悪いけど、花の賢さが現れてくるのも好き。 でも浅吉に続き柾さまが去ってしまうのは勝平たちにとって大きな喪失だったろうな。はむ・はたる、まさにお蘭は柾にとっても勝平たちにとってもその呼び名に相応しかったのでは。
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江戸のストリートチルドレンが、懸命に生きようとする。ガンバレ、と言いたくなる人情ものがたり。 この作家さんの描く人物たちには、血が通い、 ページの上で、生き生きと走り回り、泣き笑い、 そのうち、ページを飛び出し、ワタシに微笑みかけてくる。 少々苦い場面もあるが、それでも、最後...
江戸のストリートチルドレンが、懸命に生きようとする。ガンバレ、と言いたくなる人情ものがたり。 この作家さんの描く人物たちには、血が通い、 ページの上で、生き生きと走り回り、泣き笑い、 そのうち、ページを飛び出し、ワタシに微笑みかけてくる。 少々苦い場面もあるが、それでも、最後は、納得のゆく結末を用意してくれる。 だから、安心して、手に取れる。 この作品でも、子どもたちの、何と、生き生きとしていることか。 貧しくて、過酷な運命を背負わされていても、 毎日を、生きて、生きている。 もちろん、この作品では、心ある大人たちが、 周囲で、彼らを支えている。 彼らに、読み書きや、行儀作法を教え込もうとする長谷部の婆様、 その息子の柾などが、子どもたちを見守る。 芯から腐った悪人は出てこない。 読んだ後、あぁ、掛け値なしに面白かったと、 満足する作品である。 表題の「はむ・はたる」は、最後の章で、 その意味がわかる。 ところで、この作品は、「烏金」の続編だとか。 後で、知った。 「烏金」、読まなきゃ。
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