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大震災後の社会学
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大震災後の社会学
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商品レビュー
3.3
13件のお客様レビュー
小川君に借りた本。 面白かった。 こういうしっかりとした記述を通じて世界を把握していく努力はとても大事だ。
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いくらか、象牙の塔的な、大学の研究室に篭って書きました的な、思考や論理や理論などの頭でっかちさが気になりもする本でした。 というのも、この本よりも先に、同じようなテーマの本である、東浩紀:編『思想地図β vol.2』を読んでいたからでした。『思想地図β vol.2』のほうが、実際...
いくらか、象牙の塔的な、大学の研究室に篭って書きました的な、思考や論理や理論などの頭でっかちさが気になりもする本でした。 というのも、この本よりも先に、同じようなテーマの本である、東浩紀:編『思想地図β vol.2』を読んでいたからでした。『思想地図β vol.2』のほうが、実際の被災地の状況にこまかく、ソーシャルメディア空間の出来事にもくわしく、それらからのフィードバックは、現場主義的なスタンスを基礎としていて、現実に見合っている、論考集というよりはルポルタージュ的性格の強めの本でした。『思想地図β vol.2』が対象に対して直截的な性格をしているとすると、本書は、対象から抽出して加工し、学問として扱える形に 一般化するような性格をしているように読めました。時間がある人や興味のある人は、あわせて読むといいですが、震災被害の深みに触れる意味では、『思想地図β vol.2』のほうが読むべき本かなと思います。
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本書は2011年3月11日に起こった東日本大震災とその後の問題を、社会学の立場から検証し、今後に向けて問題提起したもの。筆者たちは震災からの「復旧」を否定する。なぜなら、本来的に「日本型システム」に問題があったからであり、そのことはそもそも東京電力の原発が福島に設置されたことから...
本書は2011年3月11日に起こった東日本大震災とその後の問題を、社会学の立場から検証し、今後に向けて問題提起したもの。筆者たちは震災からの「復旧」を否定する。なぜなら、本来的に「日本型システム」に問題があったからであり、そのことはそもそも東京電力の原発が福島に設置されたことからも明らかである。こうした問題点を根本から、またボランティアの問題などを含めて、多面的に捉えた本書の意義は大きい。
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