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絶頂美術館 名画に隠されたエロス 新潮文庫

西岡文彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/10/29
JAN 9784101355412

絶頂美術館

¥220

商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2023/02/18

もしかしてこの本は、今の美術展ブームの火付け役となった? 私が30年前フランス文学部生のとき、現在のように絵画展は盛況ではなかったように思う。あるフランス文学の大家の文学作品と絵画との関係を研究テーマとしていた私は、論文を書くにあたって、著者の西岡氏が述べるように、小林秀雄の格調...

もしかしてこの本は、今の美術展ブームの火付け役となった? 私が30年前フランス文学部生のとき、現在のように絵画展は盛況ではなかったように思う。あるフランス文学の大家の文学作品と絵画との関係を研究テーマとしていた私は、論文を書くにあたって、著者の西岡氏が述べるように、小林秀雄の格調高い美術批評は必ず読んでおくものであると思っていた。当然アプローチは哲学的なものとなる。他には高階秀爾の美術批評。私はそれらにどれだけ寄りかかったことか。敷居の低い名画紹介は当時読んだ記憶がない。しかし西岡氏は1991年の末には『絵画の読み方』という、読んですぐ理解できる美術書を執筆されていたとのこと。巡り会いたかったなぁ。西岡氏の柔らかくてクスッと笑ってしまう紹介で、名画はにわかに息づいてくる。ヴィーナスなんて、肌ツヤ良く血色を取り戻すかのよう。美しいものは、こうして愛でなきゃ。 願わくば、映画はもちろん写真も見たことのない、想像もできなかったころの人の目になって、そして可能なら男性となって、裸婦像をみてみたいものである。

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2021/09/12

 再読。その昔、東村山駅前、美術関連に重きを置いたあゆみブックスという書肆があり、そこで入手した本。  印象派の主張や手法が一人勝ちした美術史で、今や埋もれた感のある新古典主義の画家や作品が紹介される。  児童のころ親しんだ妖怪図鑑や怪物事典で、有り得ない生き物をリアルに描いてく...

 再読。その昔、東村山駅前、美術関連に重きを置いたあゆみブックスという書肆があり、そこで入手した本。  印象派の主張や手法が一人勝ちした美術史で、今や埋もれた感のある新古典主義の画家や作品が紹介される。  児童のころ親しんだ妖怪図鑑や怪物事典で、有り得ない生き物をリアルに描いてくれる絵師の誠実さに心を打たれた。それと同じく、神話の設定を口実に、絶頂に達した美女を表情から爪先に至るまで真摯に表現する芸術家たちに、今さらエールを送りたい。  第11章「宿命の女(ファム・ファタル)の恍惚」、ラファエル前派の旗手ロセッティが負った業、残した影響。被害に遭ったモデル女性を今さら悼んでしまう。

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2020/07/24

美術作品をどう見るかではなく、何を描こうとしたかを解説。また描かれた時代背景が説明されていたのが良かった。西洋美術は裸体が多い印象だが、神話や教典が殆どで、現代画なるものは非難されるリスクがあったのは初耳。2020.7.24

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