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本へのとびら
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本へのとびら
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商品レビュー
3.9
159件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宮崎駿さんが、どんなところに注目しながら児童文学を読んでいらっしゃるのかが分かる。 児童文学(岩波少年文庫)挿絵に描く想像、宮崎駿さんご自身がおすすめするポイント、一度は読み知るべき大切なこと…。 50冊をおすすめされていますが、今すぐに読みたい…!となります。 こうやってジブリ映画は生まれたんだな(原作からどう離れるかはさて置き)、と垣間見られ、こちらの想像力を掻き立てて貰えるのもとてもワクワクして良い。 「これはおもしろい!!読まないと損をします。」なんて書いてあるとにんまりが止まらなくなってしまう。 あと、石井桃子さんと中川李枝子さんについて書かれているところも面白かった。めっちゃ崇拝されている。その視線の上がり方がこちらまで伝わってくる。世の中のたくさんの人は宮崎駿さんのことそういう風に思ってるのに! 『児童文学は、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。 生きててよかったんだ、生きていいんだ、というふうなことを、子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。...「子どもにむかって絶望を説くな」ということなんです。』本書抜粋
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読むべき物語は無数にある。この本の中で紹介されている少年文庫もぜひ読んでみたい。 あれからまだ手に取れていないけれど…
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第I部は、スタジオジブリで作成された小冊子「岩波少年文庫の50冊」が元になっています。 第Ⅱ部の1「自分の一冊にめぐり逢う」は上の小冊子のインタビューとテレビ番組「ジブリの本棚」収録時の阿川佐和子さんとの対談を元に再構成されたもので、2「三月十一日のあとに」は今回の新たなインタ...
第I部は、スタジオジブリで作成された小冊子「岩波少年文庫の50冊」が元になっています。 第Ⅱ部の1「自分の一冊にめぐり逢う」は上の小冊子のインタビューとテレビ番組「ジブリの本棚」収録時の阿川佐和子さんとの対談を元に再構成されたもので、2「三月十一日のあとに」は今回の新たなインタビューが元になっています。 子供が生まれて、改めて現代を考えてみると、自分が生きてきた子供時代とは全く別物のように感じます。 価値観も多様になり、個人の自由度が増した分、何をどうすることが正解(良い選択)なのか、良くわからず、曖昧模糊とした世界にいる気分です。 親として子供との関係を考える中で、出会った一冊です。 p.163の著者の言葉がとても印象的でした。下記に引用します。 「要するに児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。生きててよかったんだ、生きていいんだ、というふうなことを、子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。」
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