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うたかたの日々 光文社古典新訳文庫

ボリス・ヴィアン(著者), 野崎歓(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2011/09/13
JAN 9784334752200

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商品レビュー

3.7

29件のお客様レビュー

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2024/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初はただただ不可思議な物語世界に混乱するばかりだったが、よく夢に見るような世界なんだと思うようにしたらだいぶ読みやすくなった。 夢の中ならちょっとくらいおかしなことも起こるから。 クロエが病気になって以降、ただの幸せな夢の中から、悪夢の中に入っていくようだった。私は悪夢パートの方が読みやすく感じた。そう考えると、現実は基本的に悪夢なのかもしれない。 数年後に読むとまた感想が変わりそうな1冊。

Posted by ブクログ

2023/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと夢日記を読んでいる感覚だった。 「コランは道を走っていた。 「きっとすばらしい結婚式になるぞ……。明日、明日の朝だ。友だちはみんなきてくれる……」  クロエに通じる道だった。 「クロエ、あなたの唇はやわらかい。あなたの顔は果物のようにつやつやだ。あなたの目はしっかりとものを見ている。そしてあなたの体はぼくを熱くしてくれる……」  ビー玉が道を転がり、子どもたちがそのあとを追いかけてきた。 「あなたに十分キスしたという気持ちになるまでには、何カ月も、何カ月もかかるだろう。あなたに、あなたの手に、あなたの髪に、あなたの目に、あなたの首にキスしたいというぼくの想いが尽きるまでには、何カ月も、何年もかかるだろう……」  小さな女の子が三人いた。まん丸の輪舞曲を歌いながら三角を作って踊っていた。」 こんなふうに人を想えたら素敵だなーと思う 「明日は一緒に森に行こう、またあのベンチを訪れるんだ、彼女の手はぼくの手の中に、彼女の髪はぼくの髪のそばにあって、枕には彼女の匂いがして。ぼくはいつでも彼女の枕を取り上げる、夜は決まって枕の取り合いになるんだ、ぼくの枕は詰め物をしすぎだと彼女はいう、頭を載せてもまん丸なままだって。そこでぼくは自分の枕を取り戻す、そこには彼女の髪の匂いが移っている。ぼくが彼女の髪の甘い匂いをかぐことはもう二度とないだろう。」 「あの人、岸辺にいるのよ」ハツカネズミはいった。「じっと待っているの。そして時間になると、板を渡っていって真ん中で立ち止まる。水の中をのぞきこむの。何か見えるんだわ」 「たいしたものは見えないだろう」猫はいった。「睡蓮の花くらいかな」 「そうよ」ハツカネズミはいった。「あの人は睡蓮が水面まできて自分を殺してくれるのを待っているの」 由希さんのオススメは全部良いな

Posted by ブクログ

2023/04/02

視覚的・感覚的な面白さを追求しているように感じた。 最初は読みにくく感じたが、クロエが倒れたあたりから一気に読みやすくなった。 情景と感情が同化した世界なのだ。 作中には皮肉な視線もちりばめられていた。 ハツカネズミがの存在がずっと温かかった。 小さくて穏やかで優しく美しい存在だ...

視覚的・感覚的な面白さを追求しているように感じた。 最初は読みにくく感じたが、クロエが倒れたあたりから一気に読みやすくなった。 情景と感情が同化した世界なのだ。 作中には皮肉な視線もちりばめられていた。 ハツカネズミがの存在がずっと温かかった。 小さくて穏やかで優しく美しい存在だった。

Posted by ブクログ

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