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あやかし草子 みやこのおはなし

千早茜【著】

定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2011/08/27
JAN 9784198632281

あやかし草子

¥605

商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

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2023/09/18

人間のぬしには、俺の真実の姿など、見定めることはできまいよ-。いにしえの都に伝わるあやかしたちの6つの物語。 『わるい食べもの』に続いての千早茜san。 鬼、狐、天狗、龍、機尋(はたひろ)等といったあやかしから見た人間たち。お気に入りは、2話目の「ムジナ和尚」。人に化け、街に...

人間のぬしには、俺の真実の姿など、見定めることはできまいよ-。いにしえの都に伝わるあやかしたちの6つの物語。 『わるい食べもの』に続いての千早茜san。 鬼、狐、天狗、龍、機尋(はたひろ)等といったあやかしから見た人間たち。お気に入りは、2話目の「ムジナ和尚」。人に化け、街に降りた古ムジナが、先輩?のイタチ男と、人間の「好き、故に」という感情や、「目から落ちる水」の意味が分からないと話すところが新鮮でした。 人になってしまった白狐、人間の屍を食べる獣たち、古ムジナの腕の中で息絶える娘、最後の涙。 人間は余裕があるから余計なことをするのではないのか。苛めとか、踊りとか、快楽とか。そこから好きとかという言葉が生まれてくるのだろう という感覚。そして、涙が零れた途端、古ムジナの胸にぽっと宿った「何か」。 この「何か」が、生きるものすべてに、一番大切なものなのではないかと感じました。6話すべてが妖しくて、美しくて、切ない物語。笛や琴の音の描写も素敵でした。

Posted by ブクログ

2019/01/16

あやかし…この世の者ではない、天狗や龍、狐や狸が化けたり、そんな、あやかしと人間の関わりか方、ちょっぴり切ないファンタジー ジブリの世界を浮かべながら読みました

Posted by ブクログ

2018/06/23

 あの頃、オレは願っていた。祈っていた。欲していた。想いをかたちにする才を。感じたもの見たもの全てを残すことができる方法を。 (P.161)

Posted by ブクログ

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