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天使の護衛 RHブックス・プラス

ロバートクレイス【著】, 村上和久【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 武田ランダムハウスジャパン
発売年月日 2011/08/12
JAN 9784270103937

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商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2022/02/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

ロスの探偵エルヴィス・コールが登場するが、 相棒のジョー・パイクシリーズらしい。 車の事故を起こし、相手の顔を見たが故に、 命を狙われる大富豪の娘。 警官時代の師匠と探偵仕事の借りがある傭兵の元締め、 二重の義理にしばられ、その娘の護衛を引き受けるジョー。 しかし、次々と安全なはずの隠れ家が狙われる。 どこから情報が洩れているのか、敵は誰なのか、 パイクの幼少期、警官時代や傭兵としての仕事が 知れてよかった。 とはいえ警官になった初日に、 師匠の命を救うためジャンキーを撃ち殺したとは。 それと、 今回の事件で重要な役目を果たした、ロス市警の主任犯罪学者ジョン・チェンは どうも前にもパイクとコールを助けたことがあるらしい女好きなのだが、 残念ながら覚えてない。 それとも、訳されていない本に出てたのか。 気になる。

Posted by ブクログ

2021/01/11

 今月末にクレイスの新作『危険な男』が発売される。しかも翌月には翻訳ミステリー読書会が既にその読書会を決定している。翻訳者の高橋恭美子さんが読書会メンバーであるからというだけではなく、ここ数年クレイス翻訳のブームが間違いなく起こっているからだ。  一端途絶えたかに見えたクレイス...

 今月末にクレイスの新作『危険な男』が発売される。しかも翌月には翻訳ミステリー読書会が既にその読書会を決定している。翻訳者の高橋恭美子さんが読書会メンバーであるからというだけではなく、ここ数年クレイス翻訳のブームが間違いなく起こっているからだ。  一端途絶えたかに見えたクレイス作品だが、『容疑者』『約束』の二作で警察犬マギーによる新ブームを皮切りに、この作家のメインストリームであるエルヴィス・コール・シリーズが復活。ぼくは過去からのクレイス読者ではなく、むしろこの新たなストリームに乗ってクレイスに夢中となってしまった口である。  既に手に入りにくくなっているクレイス作品を、チャンスがあれば集め、機会に応じて読んでゆくことにしているが、本書『天使の護衛』も、コールの強面な相棒ジョー・パイクの初主役作品。無口で頼もしい、戦場帰りのこの元警察官を主役になんてできるのかな? と懸念したのも束の間、あっという間に本書の面白さに心ごと持ってゆかれた。本書ではコールがいい味を出した脇役。やはり二人のコンビは主役が逆転しても、素敵なのである。  のっけから命を狙われる生意気な美少女ラーキンの護衛に付くことになるパイク。無口で素っ気ないその態度はいつも通り。叙述の仕方も上手すぎる。最初に大まかないきさつを数行で紹介し、えええ? と驚かせてから詳細の語りをスタートさせる意味深な手口。また、途中でいきなりコール、その他へと視点を変えて、パイクを客観視させたり、とクレイスの手練手管は輝き続ける。  リズムとテンポ。コールの減らず口とパイクの不愛想に、ラーキンの不良お嬢様風マイペースが、スパイスをきかせ、まるで出来の良い即興ジャズコンボを相手にしているような読書感なのである。  しかし、全体を流れるのは、何よりもパイク・シリーズならではのスリルと張りつめた緊迫感。アクション・シーンの連続に始まり、騙し合いとスリリングな空気に満ちた、信用のおけない空気で張りつめた一秒一刻の連なりがイケている。  終章でのどんでん返しの連続ではミステリーファンのツボを抑えており、言うところのない傑作。この続編数作がなぜ邦訳されていないのか、不思議としか言いようがない。だけど、クレイス邦訳は『容疑者』以来復活した。新作『危険な男』次第でパイク・シリーズ旧作も邦訳されないかなあ、と密かに期待してみたい。本書は、そんな可能性さえもうかがわせる出来なのだから。

Posted by ブクログ

2020/02/01

エルビス・コールシリーズのスピンオフ。用心棒パイクがセレブ美女ラーキン・バークリーを麻薬組織の親分(笑)から守る! パイクが警察官になったばかりの頃、教育係だったバッド・フリン。彼の依頼であれば、わがまま娘の用心棒も断ることはできないのだ。 「われわれの仕事は人を殺すことではな...

エルビス・コールシリーズのスピンオフ。用心棒パイクがセレブ美女ラーキン・バークリーを麻薬組織の親分(笑)から守る! パイクが警察官になったばかりの頃、教育係だったバッド・フリン。彼の依頼であれば、わがまま娘の用心棒も断ることはできないのだ。 「われわれの仕事は人を殺すことではない−人を生かし続けることだ」自分の胸を突き刺した人間のことをそういうのだ。バッド・フリンとは、まったくなんという男だろう。なんという警察官だ。 彼(パイク)はたとえ悪いカードでも配られたカードでゲームをしたし、その結果を受け入れた。しかし、ときにはそれ以上をのぞむこともあった。

Posted by ブクログ

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