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遅読のすすめ
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遅読のすすめ
¥550
在庫なし
商品レビュー
4.1
16件のお客様レビュー
速読と比較しつつ、遅読ならではの魅了をこれでもかというほど丁寧に主張している本。私は遅読派で著書の考えに八割方賛成だが、そもそも読書に対する定義はひとりひとり違うのかも……。読み方に正解はないだろうから、自分にとって自然な速さで、日常生活に溶け込んだ読み方を続けて行ければ幸せだ。
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タイトルに甘んじて読了に1か月もかかってしまった。 ただ、そうした読みの期間やスピードは必ずしも気にすることではないという境地に立てるのがこの本の効能。 この本を読むまでは自分の本の読むスピードが遅いことにときに苛立ち、もっと早く読めたらあの本もこの本も読めるのにと悩み、読みたい本ばかりが増え1ページも読まずに図書館へ本を返しに行かなければいけない不甲斐なさを味わっていた。 けれど、そのような「何のために」を見失った読書との向き合い方は見直すべきだと本書に諭された。 量をもって良しとするのではなく、ゆっくり読むことでその本の細部まで味わい、それでいて読書至上というわけではなく社会人としての生活リズムの中で食べる、寝ると同じように必要性と楽しみのバランスをとりながら消化していく。 そんな自然体の中にストレスフリーな読書生活があるのではと考えさせられた。
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単行本の『遅読のすすめ』は、2002年に刊行されています。 したがって、著者の山村修さん(1950~2006年)が、52歳位の時に書かれたようです。 著者は、56歳で病死されたとのこと。 当時は速読ということが流行だったというか、情報を得るためには多くの本を読む必要があったとい...
単行本の『遅読のすすめ』は、2002年に刊行されています。 したがって、著者の山村修さん(1950~2006年)が、52歳位の時に書かれたようです。 著者は、56歳で病死されたとのこと。 当時は速読ということが流行だったというか、情報を得るためには多くの本を読む必要があったというか、今にして思えば、そういう空気があったのは確かです。 2002年というと、私が41歳の時になりますが、当時はインターネットで情報を得るというのは、一般的ではなかったように思います。 さて、この本では、最初に速読派?として、福田和也さんと立花隆さんが登場しています。 ちょっと、両氏を見てみましょう。 福田和也さんは、1960年生まれなので、私と同世代ですか。 立花隆さんは、1940年生まれなので、現在80歳になられます。『遅読のすすめ』が刊行された時の立花隆さんの年齢は、62歳位ですか。 37頁まで読んで、図書館に返す。
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