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楊令伝(二) 辺烽の章 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2011/07/20 |
JAN | 9784087467154 |
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楊令伝(二)
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商品レビュー
4
33件のお客様レビュー
4.0 コイツが岳飛か。。。 水滸伝からの主要人物が老いていく寂しさがあるのと同時に、セカンドジェネレーションがどんどんと湧いてくる楽しさもある。 そして梁山泊時代より確実に複雑な勢力図。 ええやん。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
水滸伝に引き続き、一気読み。 単なる国をかけた闘争を描くだけでなく、『志』という不確かなものに戸惑いつつも、前進する男たちの生きざまが面白い。壮大なストーリー展開の中で、たくさんの登場人物が出てくるが、それぞれが個性的で魅力的。よくもまー、これだけの人間それぞれにキャラを立たせられな。そして、そんな魅力的で思い入れもあるキャラが、次から次へと惜しげもなく死んでいくのが、なんとも切ない。最後の幕切れは、ウワーーっとなったし、物流による国の支配がどうなるのか気になってしょうがない。次の岳飛伝も読まないことには気が済まない。まんまと北方ワールドにどっぷりはまっちまいました。
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青蓮寺の目を逃れ雌伏していた梁山泊軍が、徐々にその姿を現わし始める。 しかし、それよりも大きく姿を変えたのが、江南一帯を手中にしつつある宗教団体の方臘たち。 ちょっと力をつけた叛乱予備軍だと思い、彼らの中に潜伏した呉用は、己の見る目が誤っていたことを知る。 ここで、ちょっと思っ...
青蓮寺の目を逃れ雌伏していた梁山泊軍が、徐々にその姿を現わし始める。 しかし、それよりも大きく姿を変えたのが、江南一帯を手中にしつつある宗教団体の方臘たち。 ちょっと力をつけた叛乱予備軍だと思い、彼らの中に潜伏した呉用は、己の見る目が誤っていたことを知る。 ここで、ちょっと思ったのが、なぜ呉用自ら潜伏しなければならなかったの?ってこと。 戴宗のほうが適任では? そしてこんな早い時期に、岳飛まで出てきちゃうのね。 魯智信が、切り落とした腕を焼いて自分で食べた水滸伝に対応するかのような、武松の、切り落としたこぶしを焼いて食べる一件。 水滸伝では、脱獄して逃げる途中に盲腸の開腹手術をして命を取りとめた白勝が、今作では医者となって、瀕死のけが人を開腹手術で救命する。 水滸伝と楊令伝。 今のところストーリーは並走している。 道が分かれるのは、一体どこでだ?
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