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名文探偵、向田邦子の謎を解く

鴨下信一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 いそっぷ社
発売年月日 2011/07/07
JAN 9784900963528

名文探偵、向田邦子の謎を解く

¥825

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2023/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 1935年生まれ、鴨下信一氏が、向田邦子(1929年生まれ)作品を様々な角度から眺め、向田邦子に迫っていきます。「名文探偵、向田邦子の謎を解く」、2011.7発行。①驚くべき記憶力と一方で覚え違いの歌w:野なかの薔薇→夜中の薔薇、めぐる盃→眠る盃 ②シビアな人間観察:好き嫌いに基づく「倫理」、そして「倫理」には「美学」が並行 ③小説とエッセイ、どちらが真実に近いのか ④テレビの脚本家、エッセイスト→小説家は50を過ぎてから ⑤昭和の家族と家庭を描いた作家。

Posted by ブクログ

2012/05/05

向田邦子をよく知る演出家ゆえに、面白いエピソードや解釈があり、面白かった。後半時代との関連性など不要な箇所と向田邦子を未読の読者向けの配慮がある箇所がかえって本をわかりづらくしている気がする。しかし、太田光の向田邦子論を最近読んだので、この本を読んで更に向田邦子を再読したくなった...

向田邦子をよく知る演出家ゆえに、面白いエピソードや解釈があり、面白かった。後半時代との関連性など不要な箇所と向田邦子を未読の読者向けの配慮がある箇所がかえって本をわかりづらくしている気がする。しかし、太田光の向田邦子論を最近読んだので、この本を読んで更に向田邦子を再読したくなった。

Posted by ブクログ

2012/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者は演出家だそうで、数々の名ドラマを手がけもちろん向田先品も何作かある。 でもまあなんという題名だこと、ちょっと恥ずかしい。でも向田邦子に関連する書物はスルーできないのである。 演出家だから、作品を読み込んで掘り下げて、裏の裏まで解き明かそうという気概はわかるけれど、実はこの作品は根源は「神話」である。とか動物は人間の化身であるから云々、本当かな~??        向田さん自身そこまで考えて書いていたのかな~~ 登場人物のちょっとした言動で、そこに隠されている意味や、理由などを感じ取り、なるほどね。やっぱり向田邦子はうまいなぁ。 私は、そんな程度でいい。 そんな深いところまで考えていたら、感動するところで涙も出なくなっちゃう気がする。

Posted by ブクログ

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