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日本を再生!ご近所の公共哲学
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日本を再生!ご近所の公共哲学
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商品レビュー
2.8
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
哲学カフェを開催する専門学校准教授による社会学の書。 理論的な説明が多いけども、わかりやすい。 しかし、第三章以降のニートや引きこもりに関する理論は、一般論すぎて。自分の教師としての立場から、学校に難癖つけるモンペを批判するだけで終わったり。家庭の教育がなっていない、は誰でもいえること。なぜ躾ができないのか、それを哲学的に論じなけれないけないが、そこまで論が深まっていない。 世界的な差異と対立の問題についても、やや形骸化しすぎた善を押し出しているだけ。差異を平均化しようとしたら富める者が富を手放さなくてはならなくなる、それを推奨してはいるが、実際のところ、ご自身のいまの地位,報酬を平等主義のために巻き上げられたとしたら、ご本人は喜ぶだろうか。私はつねにこのような善意に疑問を感じざるをえない。
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本書の目的が「社会に関心を抱かせるきっかけ」とあるので 強く批判はできないが、正直いってただの雑記である。 筆者がいうことろの「問題」がなぜ起きるのか、だけでも 公共哲学を用いて明らかにすればもっと価値ある本になった思う。 各章の問いへの答えが「努力し続けるしかない」とか「問い...
本書の目的が「社会に関心を抱かせるきっかけ」とあるので 強く批判はできないが、正直いってただの雑記である。 筆者がいうことろの「問題」がなぜ起きるのか、だけでも 公共哲学を用いて明らかにすればもっと価値ある本になった思う。 各章の問いへの答えが「努力し続けるしかない」とか「問い続けるしかない」などの抽象的な結論になっており、 公共哲学を学びたい人も日本を再生したい人にもあまりお薦めできない。
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地域コミュニティに端を発する日本再生の方策を学ぶきっかけとして、公共哲学なる切り口は斬新だったので、興味を持ちました。 ざっくりとまとめると、著者が学んできた哲学の知識を所々引用しつつ、利己主義から脱却し、積極的な側面を見出しながら利他主義に近付いていこう、という理念の下で様々...
地域コミュニティに端を発する日本再生の方策を学ぶきっかけとして、公共哲学なる切り口は斬新だったので、興味を持ちました。 ざっくりとまとめると、著者が学んできた哲学の知識を所々引用しつつ、利己主義から脱却し、積極的な側面を見出しながら利他主義に近付いていこう、という理念の下で様々なトピックに関しての意見を述べています。 あげ連ねられている焦点自体は、議論を深めていくべき日本の大きな問題点ばかりです。 しかし、どうしてもあちらこちらにふらふらする文体のせいで掴みづらく、著者の意見が要領を得ません(決して難解な言葉を用いているわけではありません)。 また、個人的に「ご近所」という肌で感じられるレベルの協調を、グローバルな世界的協調姿勢と一緒くたにしている点が馴染めず、あくまで理念・理想にしかすぎないような印象が拭えませんでした。 実際に地域で実施していらっしゃる活動自体はアイディア・行動力共に素晴らしいので、進行過程などのドキュメンタリー描写があってもおもしろかったのではないかと思います。
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