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響きの科楽 ベートーベンからビートルズまで
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2011/06/13 |
JAN | 9784152092144 |
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響きの科楽
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商品レビュー
4.3
19件のお客様レビュー
科学サイドからの音楽へのアプローチを、物理学者・音楽家の筆者が軽妙な語り口で解説する本。 音楽に関する本ってなると、歴史だったり音楽理論だったりという印象。こういう切り口の本は自分には新鮮に感じました。 楽器によって音が違う、同じ音を2台の楽器で鳴らしても音量は2倍にはならない...
科学サイドからの音楽へのアプローチを、物理学者・音楽家の筆者が軽妙な語り口で解説する本。 音楽に関する本ってなると、歴史だったり音楽理論だったりという印象。こういう切り口の本は自分には新鮮に感じました。 楽器によって音が違う、同じ音を2台の楽器で鳴らしても音量は2倍にはならない(デシベル表記って、マグニチュードに似てるなぁ。。)、作曲にも勘所があること、などなど面白い情報が得られます。 ちょっと専門的で長く感じる箇所もありましたが、著者のユーモアと図解である程度カバーされているかなと。 本編最終章の「最後に」で書かれている文章も素敵で、新しい音楽の世界に飛び込んでみようと思わせてくれます。引用しますと… 「音楽を聴くいつものパターンを少し変えて、新しいジャンルの音楽をまっさらな気持ちで試してみよう。(中略)鑑賞する音楽のジャンルを広げることは、人生の喜びの量を増やす簡単な方法のひとつなのだ。」 たまには、読む音楽も良いものですね。久々にクラシックを流しながら思いました。
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新しい分野を学ぼうと本に手を出すとき、最初の一冊は難しい。何の知識もないからどの本が良いのか検討もつかないし、評判のものを手にとったとしても、それが一般人に好評な場合は簡単すぎてつまらなかったり、専門家に好評な場合は難しすぎて積んどくままになったりする。よって、全ての人に等しくオ...
新しい分野を学ぼうと本に手を出すとき、最初の一冊は難しい。何の知識もないからどの本が良いのか検討もつかないし、評判のものを手にとったとしても、それが一般人に好評な場合は簡単すぎてつまらなかったり、専門家に好評な場合は難しすぎて積んどくままになったりする。よって、全ての人に等しくオススメできるとはとても言えないが、自分にとっては、これほどまでに最初に読めて良かったと感動できた本はない。 原題は”How Music Works”。人は一体何を音楽として聴き、何を雑音として聴くのかの解説に始まり、フルートとバイオリンの違い、オルガンと笛の違い、音の大きさの測定の穴、心地よい和音と聞くに堪えない不協和音の違いなど、雑学めいた興味深い話題に頷いていると、いつのまにかオクターブ、ハ長調、8分音符、4分の4拍子など、聞いたことはあるが調べるほどでもなかった音楽用語の意味が分かり、果ては等分平均律、対位法、フーガにめきめきと興味がわき、読み終わった頃にはバッハ、ベートーベン、グノー、ラヴェルを聞きたくってしょうがなくなる! “科楽”みたいな独自の名称設定はあまり好きではないのだが、音楽の厳密さと適当さ、楽しさと難しさ、複雑さと単純さを十二分に”楽しく”学べる本書では、そんな遊びも許せてしまう。音楽に興味がない人にこそ、最初の一冊としてぜひとも読んで欲しい一冊。
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ドレミファソラシドのはじめの「ド」の音は、いつ決まったのか?昔は地域や国によって違いがあった。現在私たちが耳にするモーツアルトの曲は、絶対音感を持っていたと言われる彼が当時聞いていたよりも半音高い。19世紀になってようやく、「ド」の音程は決められた。という事実から、楽器の鳴り方、...
ドレミファソラシドのはじめの「ド」の音は、いつ決まったのか?昔は地域や国によって違いがあった。現在私たちが耳にするモーツアルトの曲は、絶対音感を持っていたと言われる彼が当時聞いていたよりも半音高い。19世紀になってようやく、「ド」の音程は決められた。という事実から、楽器の鳴り方、鳴らし方、音を作ることまで、音について科学的な知識が得られる本。
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