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動物の解放
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動物の解放
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
すべてが賛同できるわけではないが、こういう思考の枠組みがあるのか、という気づきはあった本。身近な動物の日々の見方、接し方について、思考実験してみたくなった。 日本に限らずこの手の話は一部の過激な人が言ってるだけ、と受け止める向きもあるるだろう。ただ、欧米がこういう思想をベースに...
すべてが賛同できるわけではないが、こういう思考の枠組みがあるのか、という気づきはあった本。身近な動物の日々の見方、接し方について、思考実験してみたくなった。 日本に限らずこの手の話は一部の過激な人が言ってるだけ、と受け止める向きもあるるだろう。ただ、欧米がこういう思想をベースにルール作りを仕掛けてくる可能性もある。SDGs などの文脈でくるのか、その次のポスト2030の話として浮上するのか、こういう視点も持ち続けたい。 最後に、動物倫理学は新しい分野に見えるが、古代の宗教では神の化身として崇められた存在もあったと聞く。そのあたりの関係も知りたいと感じた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
私たちは、同じ種(スピシーズ)である人間に対して行われているときには激怒するような残虐行為であっても、他の種の成員に対して行われている場合には、大目に見るのである。スピシーシズムは、研究者たちが自分たちが実験に使っている動物を設備の一部として、生きていて苦しむ生きものというよりむしろ実験室の道具(tools)とみなすことを許すのである。(p.96) 「問題は、彼らが思考できるか、ということでも、彼らが話せるか、ということでもなくて、彼らは苦しむことができるか、ということである」。動物たちがおかれた立場を黒人奴隷たちがおかれた立場と比較しつつ、「動物界の残りの成員が、圧制の手によるほかは奪われることの決してありえない諸権利を獲得する」日を期待しつつ、ベンサムは、おそらく歴史上初めて、「人間の支配」を、合法的な統治というよりもむしろ圧政として、非難したのである(p.254)
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第1章 すべての動物は平等である 第2章 研究の道具 第3章 工場畜産を打倒せよ 第4章 ベジタリアンになる 第5章 人間による支配 第6章 現代のスピシーシズム
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