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飛鳥の都
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飛鳥の都
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商品レビュー
3.8
22件のお客様レビュー
冠位十二階は極めて限定された人々を序列化しただけのもの。憲法十七条も内容は当たり前の事が書かれているだけ。そればかりか後の時代に加筆された可能性もある。が、推古朝当時、儒教と仏教に基づく新政治秩序を目指した何かしらかの訓令はあったとされる。 当初は形だけのシステムだったものも、東...
冠位十二階は極めて限定された人々を序列化しただけのもの。憲法十七条も内容は当たり前の事が書かれているだけ。そればかりか後の時代に加筆された可能性もある。が、推古朝当時、儒教と仏教に基づく新政治秩序を目指した何かしらかの訓令はあったとされる。 当初は形だけのシステムだったものも、東アジアの情勢から臨戦体制を取る事になり、大化の改新が起き、部民制の廃止、公民制と官僚制へと繋がる。そして、天武天皇の元で平時体制へと移行する。
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岩波新書のシリーズ古代史、3巻目になります。 取り扱っているのは推古帝から持統帝までのほぼ7世紀。今までの歴史書だと大化の改新で分けて前半は2巻に入れてしまいそうですが、そうしていないのはこの期間に律令国家としての骨格が少しずつ整備されたという考えから。この考えには納得しました。...
岩波新書のシリーズ古代史、3巻目になります。 取り扱っているのは推古帝から持統帝までのほぼ7世紀。今までの歴史書だと大化の改新で分けて前半は2巻に入れてしまいそうですが、そうしていないのはこの期間に律令国家としての骨格が少しずつ整備されたという考えから。この考えには納得しました。 それとこの時代の特色として、中国を中心とした外交関係の影響が大きいことで、教科書では白村江と遣唐使くらいしか外交が出てきませんが、朝鮮半島をめぐる情勢でかなり広範な影響があったのだなと思いました。
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聖徳太子の影響力、大化の改新、近江令などなど、一時期その実質に疑問符が投げかけられていた事柄を再評価している。発掘・研究の進展で『日本書紀』の記述も再評価されている様子。ユーラシアの動向の中に日本を位置づけた世界史的な記述も必読。
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