店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
4/24(水)~4/29(月)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 萌書房 |
発売年月日 | 2006/11/01 |
JAN | 9784860650254 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
4/24(水)~4/29(月)
- 書籍
- 書籍
EUと東アジア共同体 二つの地域統合
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
EUと東アジア共同体 二つの地域統合
¥110
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
0
1件のお客様レビュー
「アジア」といわれると、「日本と中国と韓国と北朝鮮以外の国」ということ考えてしまうのは僕だけだろうか。どうも後進的な匂いがして、(失礼ながら)東南アジアの国々の風景が浮かぶ。 僕の周りでは「アジア」という言葉が現実逃避のためのキーワードとして使われている。「アジア」というと、先進...
「アジア」といわれると、「日本と中国と韓国と北朝鮮以外の国」ということ考えてしまうのは僕だけだろうか。どうも後進的な匂いがして、(失礼ながら)東南アジアの国々の風景が浮かぶ。 僕の周りでは「アジア」という言葉が現実逃避のためのキーワードとして使われている。「アジア」というと、先進国が忘れ去ったものがある場所であり、お金じゃないもので世の中が動いている場所であり、ひとの温かみが感じられる場所である。要するに日本にないものを探しに行くということだ。だから「アジア」は日本を意味しないし、そうであってはならない。現実に疲れてしまう。 オーストラリア、ニュージーランド、ロシアとくれば「ああ、そういえば。」という程度の意識。アジアと言うよりかはヨーロッパの引き延ばしという印象。住んでる人間の姿かたちからして余りにも違うから、アジアでくくられるとなんだかなと思ってしまう。 聞いた話だと、欧州の空港の出国用記入書類に「あなたはどの地域にいくのですか?」という質問項目があって『1.ヨーロッパ、2.アメリカ、3.アフリカ、4.アジア、5.その他』というマーク式の回答欄が用意されているのだが、この場合「アジア」というのは中東や中央アジア(イスラム系)のことを言うのだという。日本等は『その他』のくくりに入れられる。 しかしこっちからしてみれば、「中東ってアジアなの?」と思ってしまう。もしかしたら向こうの人達も「日本ってアジアなの?」と思ってるのかもしれない。だとしたらいったいアジアってどこなのだろうか。 その中で「東アジア共同体」という構想は、アジアにとっていったいどういう意味を持つのだろうか。 共同体構想の基本的な考え方は、あらゆる分野で交流を活性化させるということに尽きる。さきほど「アジア」とは日本、中国、韓国、北朝鮮、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア以外の国だという意識があると述べたが、これらの国々は良くも悪くも交流が活発だ。交流が活発だからこそ、「アジアっぽくないアジアの国々」ということでひとくくりなイメージが持てる。 だとすればもし、アジア全体で交流が活発になれば?もしも「アジア」を現実のものとして受け入れることができたら?そのときこそ「アジア」が本当の意味で誕生するのかもしれない。 本書はその構想を立ち上げるための材料を読者に提供する。もっぱら学生の論文むけと言う感じでわかりやすく、簡単に、他分野にわたって構想が書かれている。(正直、教科書的でつまらない。) 種をまかなきゃ芽も出ない。芽が出なきゃ種もできない。とにかく考を提供しないと何も育たないだろうという、すごくおせっかいな本である。とはいえ、EUという成功例が一緒に収められていて、共同体の研究をはじめる目次としてなら、とても便利な本だ。
Posted by