- 書籍
- 児童書
きつね、きつね、きつねがとおる
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
きつね、きつね、きつねがとおる
¥1,155
在庫なし
商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
まだ「子ども」である女の子は身長が低くて高い位置にあるものが見えない。けれどある日の夜、家族で家に帰る途中で大人たちには「見えない」ものを見てしまう。 中盤くらいまでは女の子が行列とかお店で料理している様子を見たいのに見れないという歯痒さを感じている絵が描かれる。どのページも人...
まだ「子ども」である女の子は身長が低くて高い位置にあるものが見えない。けれどある日の夜、家族で家に帰る途中で大人たちには「見えない」ものを見てしまう。 中盤くらいまでは女の子が行列とかお店で料理している様子を見たいのに見れないという歯痒さを感じている絵が描かれる。どのページも人でゴミゴミしている様子があり、しかしそういう「誰でもない人たち」を丁寧に描いているところには好感を持った。だからこれは、子どもたちに対して「大人になると色んなことが見えてきて楽しいよ」というメッセージなのかと思いながら読んでいたのだけど、きつね火に遭遇してからは話が一変する。 家族で出かけたどこかからの帰り道。きつねの嫁入りとすれ違う場面。間違いなくこの絵本で描きたかったのはこの場面だろう。きつねたちの生き生きした姿が魅力的で、女の子が彼らに釘付けとなるのもよくわかる。対してお父さんとお母さんはきつねたちの姿が見えていないようで、子どもたちを見て微笑んでるだけ。うん、良いシーンだ。 大人になることの魅力、ではなく、「子どもである今しか見えないものがあり、いまの感性を大事にしてほしい」というメッセージに感じられた。 ただ、女の子が魅入られすぎて若干の危うさも感じたな。きつねたちは危険なものではないのかもしれないけど、弟めちゃくちゃ怖がってたし、ちょっと女の子の行く末が心配にもなる。 なんて、きつねをアイコンにしてるような奴には言われたくないかもしれませんが。
Posted by
いいなあ、おとなは、なんでも見ることができて…。でもね、こどもにしか、見えないものもあるんだよ。それはね…。
Posted by
大人にしか見えない景色。 いいな、いいな。と思っていたけど、子供にしか見えない、不思議な世界もあるんだよ 七五三の季節から始まり、狐が登場したのは、 夏のよる。 夏の怖い話に読んでもいいかな〜
Posted by