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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | エンターブレイン/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/03/30 |
JAN | 9784047271333 |
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
シリーズすべて読み終わってみて思ったけれど、1巻が断然面白かった。 4巻も読んでなるほどーとも思ったし、別につまらないという訳ではなかったのだけれども、かといって今までの複雑さがすべて伏線だったのか!と気づかされるような爽快感もなく。 読み終わって思った感想を素直に夫にぶつけてみ...
シリーズすべて読み終わってみて思ったけれど、1巻が断然面白かった。 4巻も読んでなるほどーとも思ったし、別につまらないという訳ではなかったのだけれども、かといって今までの複雑さがすべて伏線だったのか!と気づかされるような爽快感もなく。 読み終わって思った感想を素直に夫にぶつけてみると、「なぜか巻が進むにつれてヒロインの影が薄くなっていくからね。」とのこと。 なるほど。 たしかにだから1巻ほどの満足感を得られなかったのかー、と納得。 1巻の感想では熱弁していたと思うのだけれども、やっぱり主人公とヒロインの固く結ばれた関係性こそが一番好きなところだったのに、そこが薄くなってしまったのはやはり物足りなさを生じさせた一因だろう。 さらに言うと、1巻は「これはすべて空想病だったのか!」というしてやられた感が大きくて、そこが醍醐味の一つでもあったわけだけれども、巻が進むにつれて、1巻のような読み手としての素直さは消えて、「これも空想病なのか?」と物語に疑ってかかるようになってしまったことも、要因の一つだったように思う。
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現実ってなんだろう、短期間で幾度と空想病の感染を経験した仲西景は、何が現実で何が空想なのか判別がつかない「現空混在症」にかかってしまう。自我の崩壊に危機を覚えた景は、空想病のない世界に閉じこもり、やがて大切にしていた穂高結衣の存在も忘れようとする。景を助けるため、仲間たちは芝居に...
現実ってなんだろう、短期間で幾度と空想病の感染を経験した仲西景は、何が現実で何が空想なのか判別がつかない「現空混在症」にかかってしまう。自我の崩壊に危機を覚えた景は、空想病のない世界に閉じこもり、やがて大切にしていた穂高結衣の存在も忘れようとする。景を助けるため、仲間たちは芝居によって景を呼び戻そうとする。 前半と後半で大分雰囲気が変わってくる。 前半は景や結衣の絡みや学園生活、空想病などを中心としたコメディ要素が強いのに対して、後半は仲西景の現空混在症をテーマに視点や世界が激しく入れ替わるので注意していないと迷ってしまう。一回読んだだけではわからない、2回、3回読んでようやく全体が掴めるような作品だ。 前巻までの流れを引き継いで、今巻では空想病によって自分の存在を正しく認識できなくなるというテーマが展開されている。感染によって意識さえも塗り替えられてしまう空想病は、自分が誰なのか、今考えている自分は本当なのか、信じるべき指針を失わせてしまう。世界の成り立ちそのものが空想病によって歪められている可能性のあるこの作品の世界では、自分が誰なのかということよりも何を自分は信じたいのかということが大切だという。 空想病は物語の中の話だけれど、自分が誰なのか、何を信じればいいのかわからなくなることは現実でも往々にして存在する。自分に都合の悪い存在を意識から外そうとする行為は誰にでも起こり得ることだと思う。自分のことがわからなくなったら、自分が信じたい道を歩めという作者からのメッセージがひしひしと伝わってきた。
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今回は結衣さんの「空想病」ではなく、景の「現空混在症」という病を巡る話。 状況が状況なのでいつもよりも危機感を感じながら読んでました。 視点の変化や空想か現実か分からない設定が多くて、私にはちょっと理解が出来ない箇所もちょいちょい・・・・・・。
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