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蛇と月と蛙
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蛇と月と蛙
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商品レビュー
2.9
11件のお客様レビュー
ゆっくりと読破しました。 タイトルやテーマに何度か出てきた、 「むし』 の存在や有 り様が、やはりこの短編集のキーワードになるのではないかというのが最たる感想です。 一見いないように見えるけどそこにいて、 私たちに関係し ている。 一度見えたら、好意的にせよ否定的にせよ、『異 ...
ゆっくりと読破しました。 タイトルやテーマに何度か出てきた、 「むし』 の存在や有 り様が、やはりこの短編集のキーワードになるのではないかというのが最たる感想です。 一見いないように見えるけどそこにいて、 私たちに関係し ている。 一度見えたら、好意的にせよ否定的にせよ、『異 物』として扱われる。 私たちの都合でそう名付けられる。 そういうものたちを集めているように思えました。 感慨深かったり、何か私たちに特別なものを想起させる本ではありません。 読後感は漠然としたものです。それで多分いいのだと思います。 曇った日の昼頃とかに読んで、余韻でぼーっとしながら夜 を迎えて、しまった、夕食を作るのを忘れていたと慌ててみるのにぴったりな本ではないでしょうか。
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短編集。 少し特殊な能力を持った人もしくはその周りにいる人の 人との関わり方、考え方を描く。 この著者自身のエッセイのような話もあった。 海外に行って日本の性文化について説明したりして、普段著者がどのようなことを考えているのか垣間見えた気がした。
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久々に「田口ランディ」を読みました。 彼女らしい作品、かな。 不可思議なこと、生命のこと、ホラーなこと、そしてエロティックなこと。 全部少しづつ盛り込まれてて、良い具合にミックスされてる。 「むしがいる」と「月夜の晩に」が好きでした。
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