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私の浅草 暮しの手帖エッセイライブラリー1

沢村貞子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 暮しの手帖社
発売年月日 2010/11/11
JAN 9784766001679

私の浅草

¥715

商品レビュー

4

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2023/09/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

喫茶店の本棚にあったのをたまたま手に取り、面白さに驚愕してそのあと本屋を回りましたが在庫が見つからず、少し離れた図書館に借りに行って読破しました。明治生まれの著者の思い出話なのですが、卓越した描写力で文章の隙間から明治の下町の風景や人情が鮮烈に浮かび上がってきます。浅草の花火やほおずき市、今はなくなってしまったお蕎麦屋さんや芝居小屋、興味深い話ばかりなのですが…特に印象的だったのが男女の話です。時代もあって男尊女卑が著しく、著者のお父様はモテる自分を鼻にかけて堂々と浮気するような人だったそうなのですが、それを陰で支えていたお母様の存在が大きかったことが分かります。中でも「母の丸髷」は印象的でした。この時代の女性たちはとても強いけど同時にせつない。 ―父と母は、一生、仲のいい夫婦にはなれずじまいだった。やっぱり、星のせいかも知れない。けれど、母は、心の底では、父に惚れていたような気がする。戦後まもなく亡くなった父の命日には、かならず、好物の天ぷら、うなぎ、おさしみなどを供えていた。 「あのころは、おいしいものがなくってねえ。本当に気の毒だったよ」 もうすこし、生きていたら、こんなものを食べさせられたのに……と、涙をこぼしたことがある。どんなときにも泣かない母だったのに……。(173P)

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2020/03/22

2020.3 ほんの少し前のはずなのに、人の生活はこんなにも変わってしまったんだなと気付かされる。じわじわと。人の心も変わってしまってるよね。地域があって家族があって仕事があって生き様があって。いいことばかりじゃないけど地に足つけた強さは見習うべきところ。沢村さんの文章が粋でカッ...

2020.3 ほんの少し前のはずなのに、人の生活はこんなにも変わってしまったんだなと気付かされる。じわじわと。人の心も変わってしまってるよね。地域があって家族があって仕事があって生き様があって。いいことばかりじゃないけど地に足つけた強さは見習うべきところ。沢村さんの文章が粋でカッコいい。

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2014/07/25

以前、ご紹介した「沢村貞子の献立日記」を読み、どんな方なのかもっと知りたくて古本を探しました。 浅草という土地に暮らす人たちの情の篤さ、不器用さ、生真面目さ、優しさ、ユーモアのセンス、四季折々の行事や習慣…。 続きはこちら⇒http://wanowa.jugem.jp/?ei...

以前、ご紹介した「沢村貞子の献立日記」を読み、どんな方なのかもっと知りたくて古本を探しました。 浅草という土地に暮らす人たちの情の篤さ、不器用さ、生真面目さ、優しさ、ユーモアのセンス、四季折々の行事や習慣…。 続きはこちら⇒http://wanowa.jugem.jp/?eid=786#sequel

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