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幸せの器

おぎぜんた【作】, 坂田泉【絵】

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定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 2010/11/01
JAN 9784037271107

幸せの器

¥110

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2018/08/14

両親がなくなり兄弟がバラバラになったがスラムでサミーと知り合い、生き抜く術を身につけやがて道がひらけていった彼の様子に切なくなりました。

Posted by ブクログ

2013/03/30

作者はアフリカのケニアに在住し、農業技術者として活動しながらも、アフリカの現実を詩集やこのような小説に描いてこられた詩人だという。児童向けに書かれているものの、大人もこの生きる希望にあふれた物語に触れながら、「幸せ」について考えてみるのも悪くないだろう。  両親を亡くした12歳...

作者はアフリカのケニアに在住し、農業技術者として活動しながらも、アフリカの現実を詩集やこのような小説に描いてこられた詩人だという。児童向けに書かれているものの、大人もこの生きる希望にあふれた物語に触れながら、「幸せ」について考えてみるのも悪くないだろう。  両親を亡くした12歳のアイザック。残された兄弟は親戚などにバラバラに引き取られることになる。アイザックはナイロビのスラム街に住むエミリーおばさんの元へ。そこでアイザックは、スカベンジャー(ゴミ拾い)をしながら、暮らしているサミーらと出会う。極貧な生活、蔑まれ、疎まれながらも必死に生きる彼ら共に、アイザックもスカベンジャーとし歩みだすのだ。ある希望を抱きつつ...。  物語の中程に、メイドの仕事を失い、仕事もお金もなく自分の赤ん坊を育てられないということで、売りに出したという理由で大勢の人が群がり怒声を浴びせ、殴りはじめた話が描かれている。その群衆をかき分け歩み寄った盲目のおばあさんが、  「どうしたんだね、みんな? この子が赤ん坊を売るのは、それは悪いことかもしれないけど、それはよほどの事情があるからだろう。それを非人道的だなんてだれがいえるものかね。それを一方的に非難して、みんなで殴る、蹴るなんてリンチをして、どうしようというの? それこそ非人道的な仕打ちだよ。そうじゃないかね? このなかには彼女を助けてあげるという人はいないのかね? あるいはみんなで少しずつでも手助けしてあげようという気はないのかねえ。そんふうに乱暴をはたらいても、なにも解決にはならないんじゃないかね?……昔の人はみんなで助けあっていたよ。貧しくても、みんなで手を取り合って苦しみを分けあっていたんだよ。そういうふうに愛情を分けあって、お互いが生きのびてこそ、同じ人間じゃないのかね。同じ住民じゃないのかね。そういう教育をみんな親から受けて育ってきたはずだよ。みんなそうやって幸せを築いてきたのだよ。」と、涙ながらに諭すのだ。私はここで人を生かす真の正しさを教えられた。  また、アイザックのガーディアン(後見人)になってくれた、ヘアーサロンのママ・アンに夕食にニャマチョマ(焼き肉)屋に行こうといわれ、アイザックは「幸せが胸の中でいっぱいになったような気分だよ」というと、ママ・アンは「そうだね。幸せはね、小さい器に入れるものなんだよ。小さいとすぐいっぱいになって満足するだろう。それが秘訣なのよ。あんまり器が大きいと、-----。」という。嗚呼、幸せの感受性はここにあるのだと、私は気付かされた。  私たちの中にある正しさはどうだろうか? 非難ばかりし、少しの手助けさえ拱いていないだろうか。  私たちの中にある幸せの器は誰よりも大きくなってはいないだろうか? 明かりのある屋根の下で温かいものを食することのできている今を「幸せが胸の中でいっぱいになったようだ」と、感謝できているだろうか...。

Posted by ブクログ

2011/06/30

請求記号:オギゼ 資料番号:020224705 両親を亡くしたアイザックは、力強く生きる少年たちと出会った。

Posted by ブクログ

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