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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2010/07/21 |
JAN | 9784004312598 |
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国家神道と日本人
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国家神道と日本人
¥605
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
初詣に行った時に感じたこと これだけの人が神社を訪れているが、果たしてこの行為は何を指していて、いつから始まったのだろうか その疑問の答えを確かめるべくこの本を手に取った 国家神道と宗教の二重構造という観点が、無宗教と言われる日本を体現していると感じた
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神道司令後、国家機関としての地位を失った神社神道ではあるが、神社本庁の活動を追っていくと、国家と天皇を主要主題として掲げている事がみえ、天皇崇敬の強化を目指していることが分かる。 国家神道は大別して形成期(祭政一致)、確立期(大教宣布の詔)、浸透期(教育勅語)、ファシズム期が...
神道司令後、国家機関としての地位を失った神社神道ではあるが、神社本庁の活動を追っていくと、国家と天皇を主要主題として掲げている事がみえ、天皇崇敬の強化を目指していることが分かる。 国家神道は大別して形成期(祭政一致)、確立期(大教宣布の詔)、浸透期(教育勅語)、ファシズム期があるが、徐々に段階を上げて、江戸末期のバラバラたった国民を天皇や国体思想を用いて統御するはずが、時間を掛けて育った下からの圧力が強くなり、コントロールし切れず戦争へ突入していく。 この歴史を踏まえると皇室祭祀は未だ続いているし、神社本庁の本義も第二次世界大戦下と変わっていない、下火にはなっているが、絶えず涵養されている国体思想、天皇崇拝というのは危険じゃないかと筆者は述べている。筆者の言う通り、先の大戦を省みるならば、天皇崇拝を標榜する神社神道及び、天皇制は完全に解体されるべきであったと思った。
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国家神道について書かれたもの。詳細な分析を基に学術的に書かれており、特に出展が明確に示され説得力がある。国家神道の経緯についてよく理解できた。ただし、著者は国家神道のあり方に反対しており、随所に国家神道を推し進めた政府に反対するような言い回しがあり客観性に欠け違和感を感じた。最期...
国家神道について書かれたもの。詳細な分析を基に学術的に書かれており、特に出展が明確に示され説得力がある。国家神道の経緯についてよく理解できた。ただし、著者は国家神道のあり方に反対しており、随所に国家神道を推し進めた政府に反対するような言い回しがあり客観性に欠け違和感を感じた。最期に「空虚な中心」と書いているが、著者は実は空虚ではないとし国家神道の復活を危惧しているが、私は国家神道を失ったからこそ現在の日本が空虚になってしまったと感じるのだが。
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