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青衣の人 角川文庫

井上靖(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川グループパブリッシング
発売年月日 1985/11/01
JAN 9784041216101

青衣の人

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商品レビュー

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2007/12/24

――最初から、「おっ」と身を乗り出してしまうような展開でしたが、それは最初だけで中盤はたらたらと。 しかし、問題はそこではなくてこの本の全ては後半の盛り上がりです。激しく過ぎるような時間の中で、 向き合う二人の心情を克明に描いています。後半は手が止められません。止めてしまうと...

――最初から、「おっ」と身を乗り出してしまうような展開でしたが、それは最初だけで中盤はたらたらと。 しかし、問題はそこではなくてこの本の全ては後半の盛り上がりです。激しく過ぎるような時間の中で、 向き合う二人の心情を克明に描いています。後半は手が止められません。止めてしまうと、読み進めた時 との興奮は段違いでしょう。 境道助は、三浦暁子に憧れにも近い恋心を抱いている。そして、暁子の姪 であるれい子は、叔母をこの上なく尊敬している。この3人の複雑な関係をそれぞれの視点から描いてい ます。この作品は主人公は一人ではありません。道助、暁子、れい子、それぞれです。そのため曖昧な想 像が無く、一人一人の心情が、細かく書かれています。 この作品は、後悔や嫉妬心など暗い感情が強調 されています。でも、井上靖はやっぱすごい。一秒一秒人物の心の動きが伝わってくる。どの作品にも共 通した井上靖の心情描写。上手すぎます。 ラストはしりきれとんぼのようですが、締めくくりとして、 あれがベストだったのでしょう――

Posted by ブクログ

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