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木簡から古代がみえる
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木簡から古代がみえる
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
文字資料であり考古資料でもある木簡が現代の私たちに語る内容はとても多く、その発掘調査に携わる研究者たちの思いの強さがよく伝わってきました。
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<目次> はじめに 第1章 木簡は語る~研究の足跡 第2章 奈良のみやこを再現する~宮都の木簡から 第3章 見えてきた古代の「列島」~地方に生きた人びと 第4章 東アジアの木簡文化~伝播の過程を読みとく 第5章 木簡の出土から保存・公開まで <内容> 1961年に初めて木簡が出土してから約60年。紙に記録された文献を中心に研究されていた歴史に新たなものが、それが木簡。木簡の功績は、いわゆる「郡評論争」が分かりやすいが、この本を読むと、都市住民の生活、租税の動き、地方の様子まで多彩である。その発掘から保存まで涙ぐましい努力がなされ、木簡学会はそれをデータベース化して、後世の研究がしやすいようにしている。一方気がつかなかったが、木簡は日本独自のものではなく、中国由来であり、朝鮮半島経由で入ってきたようだ。その辺もぬかりなく書いている。
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『恵奈の里次米みのり祭』のきっかけは、平成9年に奈良県明日香村で発掘された木簡です。本書は、木簡の研究者たちの近年の成果をまとめたものです。「木簡はレシートに似ている」とよく言うそうです。映画『マルサの女』で、国税査察官が被疑者のゴミ箱のレシートを集めて脱税を暴きました。木簡も、...
『恵奈の里次米みのり祭』のきっかけは、平成9年に奈良県明日香村で発掘された木簡です。本書は、木簡の研究者たちの近年の成果をまとめたものです。「木簡はレシートに似ている」とよく言うそうです。映画『マルサの女』で、国税査察官が被疑者のゴミ箱のレシートを集めて脱税を暴きました。木簡も、その時代の人々の活動や暮らしぶりを生々しく物語るものです。また、木簡の最後の用途にはちょっと驚かされました。
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