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参議院とは何か1947~2010 中公叢書

竹中治堅【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2010/05/25
JAN 9784120041266

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2016/07/26

これは、盲点を突かれる感じで面白かった!参議院は、衆議院のように、内閣との間に連帯責任がない分、それを逆手にとって政局を作り出し、法案を通過させる邪魔をする様が分かった。また、日本は厳密には三権分立ではないこと(参議院があるため)、また議院内閣制とも言えないことも分かって面白かっ...

これは、盲点を突かれる感じで面白かった!参議院は、衆議院のように、内閣との間に連帯責任がない分、それを逆手にとって政局を作り出し、法案を通過させる邪魔をする様が分かった。また、日本は厳密には三権分立ではないこと(参議院があるため)、また議院内閣制とも言えないことも分かって面白かった。

Posted by ブクログ

2016/02/17

参議院については、参議院には大きな影響力があるという「強い参議院」論と参議院に影響力を認めない「カーボンコピー」論という二つの見方が対立してきた。著者は、1947年から2010年までの参議院をめぐる政治の動向を丹念に見ていくことにより、参議院は政治過程で大きな役割を果たしてきたと...

参議院については、参議院には大きな影響力があるという「強い参議院」論と参議院に影響力を認めない「カーボンコピー」論という二つの見方が対立してきた。著者は、1947年から2010年までの参議院をめぐる政治の動向を丹念に見ていくことにより、参議院は政治過程で大きな役割を果たしてきたということを示している。その上で、「参議院とは何か」という問いかけに対して、「参議院とは、議院内閣制の下で内閣と衆議院が一体となって行う立法などの活動を抑制する存在である」という答えを出し、その存在意義を肯定している。その一方で、民主主義の基本である平等原則を徹底するような形で参議院の機能を改善する余地はかなりあり、一票の価値をより平等にする形で現在の参議院の選挙制度は改められるべきだとも指摘している。 著者の参議院への見解は納得できるものであった。ねじれ国会となった場合だけでなく、参議院は内閣や衆議院を抑制する形で大きな影響力を行使してきたことは間違いないだろう。それは政治決定を慎重にし、多様な民意を反映させているとはいえるが、迅速な政治決定ができなくなり、政治運営を不安定化させる要因にもなりうるという面もある。 そのような参議院の存在を是とするか、非とするかは、著者も言うように、民主主義をどう考えるかという国民一人一人の判断に委ねられている問題だろう。自分も、迷いつつも、著者と同じように、権力の抑制均衡という点で参議院の存在は必要だと考える。 その上で、多様な民意の反映という点では、選挙制度も改善したほうがよいだろうと考える。著者の提案する地域ブロック制も一理あると思うが、自分は抑制機関としての参議院にはそこまで平等原理を適用しなくてもよいのではないかと思う。より地方代表、有識者代表の側面を強める選挙制度改革が検討されてもよいのではないだろうか。

Posted by ブクログ

2013/08/04

政策研究大学院大学教授(比較政治・日本政治)の竹中治堅(1971-)による首相-参議院の関係史 【構成】 序章 参議院の見方  1 はじめに  2 本書の課題と分析視角 第1章 内閣の鬼門-吉田茂と参議院  1 片山内閣から芦田内閣  2 第二次吉田内閣から第三次吉田内閣  3...

政策研究大学院大学教授(比較政治・日本政治)の竹中治堅(1971-)による首相-参議院の関係史 【構成】 序章 参議院の見方  1 はじめに  2 本書の課題と分析視角 第1章 内閣の鬼門-吉田茂と参議院  1 片山内閣から芦田内閣  2 第二次吉田内閣から第三次吉田内閣  3 第三次吉田内閣から第四次吉田内閣  4 吉田内閣から鳩山内閣へ 第2章 議長の時代-松野鶴平と重宗雄三  1 松野鶴平  2 重宗雄三 第3章 河野謙三の登場  1 河野謙三の叛乱  2 河野謙三議長と首相  第4章 五五年体制の崩壊と参議院  1 「ねじれ」国会の出現  2 連立内閣と参議院  3 自民党参議院議員の地位 第5章 「首相支配」と参議院  1 小渕恵三と参議院  2 参議院自民党の擡頭  3 小泉純一郎と参議院 第6章 再可決の時代  1 安倍晋三と参議院自民党  2 福田康夫と参議院  3 麻生太郎と参議院 第7章 参議院の役割  1 参議院の役割  2 参議院に対する評価  3 参議院の改革論について  4 参議院とは何か 「ねじれ」という単語が政局報道で頻出するようになったが、参議院については大昔から「カーボンコピー」論や「強い参議院」論が言及されてきた。 本書は戦後史における参議院に担ってきた役割と通して眺めることで、参議院の機能を明らかにしようとするものである。序章で提示されている具体的な視角は下記の5つである。  1)異なる政治状況下での参議院の役割  2)参議院における一部の重要法案の審議結果が衆議院と異なった場合に、その審議結果が政治過程や政策内容に及ぼす影響  3)参議院の法案審議過程以前の政治過程  4)与党が参議院で少数派である時に、内閣は如何にして法案成立に必要な支持を他の政党から獲得し、参議院における多数派を形成するのか  5)内閣が与党の参議院議員から法案に対する支持を如何に確保しようとしてきたのか 上記の視角の設定は妥当なものと思われるが、本書は特に衆議院に立脚するところの内閣と参議院自民党の関係に焦点を当てて論じている。結論はすべて第7章にまとめられているので、時間が無い方はそちらを参照されたい。 本評で言及したいのは、本書におけるアプローチの問題である。 参議院自民党に焦点をあてるという点については、大変面白いと思う。しかし、その一方で「参議院自民党の戦後史」というほどの徹底はされていない。五五年体制崩壊後の記述の多くは与野党間で紛糾した重要法案を次々に提示しており、参議院が個々の政策に異なるアプローチをしたというより、自民党そのものの弱体化が前面に出るようなイメージが強い(これはごく主観的)。加えて、これは五五年体制下にも言えることだが、参議院自民党と呼称するグループは決して一枚岩ではないということは紹介される議論経過で明らかであるはずなのに、どのようなグループによって形成されているのかが全く触れられていない。 そして、最も致命的な問題は、参議院選挙の動向、選挙制度の変更(第7章になって初めて言及)などのマクロ変化や参議院自民党が独自の役割を果たす背景にある野党=日本社会党の動きが全く言及されず、参議院議長と首相(自民党総裁)という属人的要素が含まれる関係性ばかり強調される。 参議院内の国対、議運はどう変化したのか、それが法案提出前の政治過程や提出後の法案審議過程にどう影響を及ぼしたのか。与野党間の力関係、根回しに大きな潮流や変化はなかったのか。参議院自民党の性格を論じるのに、それらは必須だろう。 著者は参議院が衆議院に対する抑制機能を常に働かせてきたということを強調したいがために、個別事例をふんだんに盛り込んでいる。(事例紹介そのものには意味があると思うが) しかし、機能としての参議院を論じるのであれば、新聞の政局報道をなぞるだけではなく、野党の問題意識・社会情勢も含めた構造的な問題まで掘り下げるか、あるいはそんな各論は徹底的に省略して選挙結果(議員の構成変化)や法案審議にかかる定量的データを提示した方がよほど説得力がありそうなものだと感じる。第7章に提示される結論を出すだけであれば、こんなに紙数は要らないはず。 隔靴掻痒の感のある一冊だが、本書を読めば憲法改正の発議が衆参同等である現状に問題があると分かるのではないだろうか。

Posted by ブクログ

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