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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1996/09/01 |
JAN | 9784101115108 |
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風のかたみ
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
福永武彦が「今昔物語」を材に取るとこうなるのか。登場人物がお上品になるのはこの作家ならでは。破天荒な人物が破天荒になりきれていないようで残念。らしいといえば、らしい。
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今まで読んだ福永武彦とは全然違う。でもやっぱり福永武彦だった。わたしが敬愛する唯一無二の小説家、福永武彦だ。 まあ知識人だよね、って思った。こんなにも溢れ出る泉のような、本当の理解に裏打ちされた日本古典の教養を備えているのに西洋詩やってたんだよね。頭がいいひとはずるくてこわい。 ...
今まで読んだ福永武彦とは全然違う。でもやっぱり福永武彦だった。わたしが敬愛する唯一無二の小説家、福永武彦だ。 まあ知識人だよね、って思った。こんなにも溢れ出る泉のような、本当の理解に裏打ちされた日本古典の教養を備えているのに西洋詩やってたんだよね。頭がいいひとはずるくてこわい。 なにもかもが無常だった。むくわれないし、むくわれる気もない。人間は孤独である。ここだけは共通していたけれども。ストーリーが面白くてぐいぐい読めた。わたしがもっと見ただけで短歌の掛詞の意味とかを深く理解できる人間ならば、とちょっと後悔。
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平安ロマンとでも言うのか。 大学の夏休みに、祖父の家へ一人泊まりに行った時に読んでいたことを思い出す。今は祖父も亡くなり、家もとりこわしたのでなくなったのだが、昔あった頃の記憶とともに思い出す小説である。
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