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カフカ自撰小品集 大人の本棚

フランツカフカ【著】, 吉田仙太郎【訳】

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定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2010/05/10
JAN 9784622080800

カフカ自撰小品集

¥1,815

商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2018/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本はカフカ的、という概念を捨ててほしいというコンセプトでもって書かれているのであるが、私はもともとカフカを掴み切れていなかった。 「乗客」の『-彼女が自分自身のことをふしぎだと思って驚いたりしないし、口をとざしたまま、そんなふうなことをなにも言わないのはどうしてだろうか、と。』これを読んで、ああ。カフカは誰の中にもふとよぎる繊細かつ奇妙な感情を文章にすることに成功したひとの一人なのだなと思った。

Posted by ブクログ

2015/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カフカの作品というと"不条理・難解・暗い"と、いつも深刻に捉えられがちです。しかし、カフカ自身、審判の冒頭部を知人に笑いながら読み聞かせたそうだし、『変身』の虫になった主人公と家族の噛み合わないやりとりはまさにコントです。本書は"カフカ的"という偏見から解放された"楽しいカフカ"の小品集です。 お気に入りはやはり『掟の門前で』。たったの3ページに、人生が凝縮されているような作品で、何度も読み返してしまいます。ほかにも、「ペテン師の正体を暴く」「走り抜けていく二人」「ある学会への報告」「断食芸人」などなど、楽しい驚きに満ちた作品ぞろい。 現在、手に入りやすいカフカの作品は池内紀さんの翻訳ですが、どうも僕は癖の強い池内訳が苦手で…。そんな僕にとって、うれしい翻訳作品でした。

Posted by ブクログ

2014/05/10

 『変身』で有名なカフカの自選作品集。  数ページのつたないまでも短くぐわりとくるものからちょっと冗長に感ぜられる作品まで。小粒づくしとでもいいましょうか。

Posted by ブクログ

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