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杏っ子 新潮文庫

室生犀星(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1962/06/12
JAN 9784101103068

杏っ子

¥440

商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2023/11/28

人の行動や感情をじっとよく観察しているような気持ちになりました。苦しい事があろうと新しく歩き始めるような人間の強さを感じました。

Posted by ブクログ

2023/10/09

表題の語感とはかけ離れた重厚な内容。 600p弱のボリュームだが、非常に細かく区切られていて当時にしては読み疲れのしづらい構造になっている。 作者とその娘をモデルとし、娘の人生の荒波に浮き沈みし流転する日々が克明に描かれる。 現代とはかけ離れた価値観と家族への愛情を持つ作者の特...

表題の語感とはかけ離れた重厚な内容。 600p弱のボリュームだが、非常に細かく区切られていて当時にしては読み疲れのしづらい構造になっている。 作者とその娘をモデルとし、娘の人生の荒波に浮き沈みし流転する日々が克明に描かれる。 現代とはかけ離れた価値観と家族への愛情を持つ作者の特異性を存分に感じれる必読の一冊。

Posted by ブクログ

2023/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前半は親友芥川龍之介が出てきて、天然ぷりが面白かった。 後半。娘婿は酷いやつで、最終的に離婚し戻ってきたので良かったが、息子ものらりくらりやっている風、奥さんは寝たきりで、主人公一人がこれだけの家族を食べさせているというのも、いくら大作家とはいえ大変な事だと思った。当時はこういう事はよくある事なの? 杏子は働かない亭主にばか呼ばわりされ何かと助けてくれる父親まで悪く言われて散々だが、夫婦喧嘩のシーンは言いたい事を鋭く切り込んでいて格好良かった。そこが一番好き。ただしそれが通じない亭主なんだけど。

Posted by ブクログ

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