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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | くろしお出版 |
発売年月日 | 2010/05/01 |
JAN | 9784874244746 |
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私も「移動する子ども」だった
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私も「移動する子ども」だった
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
日本にいる帰国子女を対象とした考察の本です。全員現在日本或いは日本を中心に生活していて、幼少期(言語形成期)が日本か海外か二つのグループで分けています。全書はインタビューの形のため、言語学が専門外でも好きな部分を軽く読めます。特に、世間では帰国子女が生まれつきのように外国語が得意...
日本にいる帰国子女を対象とした考察の本です。全員現在日本或いは日本を中心に生活していて、幼少期(言語形成期)が日本か海外か二つのグループで分けています。全書はインタビューの形のため、言語学が専門外でも好きな部分を軽く読めます。特に、世間では帰国子女が生まれつきのように外国語が得意に見えていますが、この本で彼らの言語形成の過程を覗いてみると、さすがに時間を学習に投入が重要だということがわかっています。ただし、多言語の環境では親或いは友達等のフィードバックを得られるので、比較的に楽になります。また、昔文字の知らない人もたくさんいる時代だと当たり前のことですが、自由に交流できたとしても、「書けると読める」帰国子女は比較的に少数派です。というので、言語の習得はどんな環境であろうか、共通点が多いとの可能性が高いこと。最後に、著者も少し触れたのですが、移動するこどもはアイデンティティの混乱が発生しやすいこと。そのため、自分のアイデンティティを変えようと、言語を選択しています。一方で私は言語の環境でアイデンティティを得られるかに興味があります。もう少し考察できたらよいなと感じています。
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人のアイデンティティ、そのバックグラウンドは多種多様。見た目や、名前や、どんな言語を話すかだけでは、わからないことがある。
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著者のそれぞれのコメントが温かく、自分もこう生徒に接してあげたいと思った。 「バイリンガルとは、決して複数の言語を高度なレベルまで引き上げることが目標ではなく、自分の中にある言葉という資源とどう向き合い、どう生きていくかという「生き方」こそ考えるテーマである」は至言であった。
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