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ダンタリアンの書架(5) 角川スニーカー文庫

三雲岳斗【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2010/04/27
JAN 9784044241179

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商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2013/01/17

【収録作品】第一話 「時刻表」/断章一 「水辺の花」/第二話 「猫と読姫」/断章二 「愚者の書」/第三話 「航海日誌」/断章三 「観測者」/第四話 「つながりの書」

Posted by ブクログ

2012/09/08

第5巻を読破。 ひさしぶりに読んでみました。 っていうか、5巻は途中まで読んでいたみたいですね。 短編集ですから好きな順番で読めるというのはいいですね。 さて、今回は以前登場した女の子キャラが再登場しています。 カミラは……ちょいちょい出ていたっけ? でもジェシカ嬢が...

第5巻を読破。 ひさしぶりに読んでみました。 っていうか、5巻は途中まで読んでいたみたいですね。 短編集ですから好きな順番で読めるというのはいいですね。 さて、今回は以前登場した女の子キャラが再登場しています。 カミラは……ちょいちょい出ていたっけ? でもジェシカ嬢がまさかの再登場でびっくりしましたが(^-^;) まあ出てきそうな感じはしていたからなあ、あのとき。 それにしても航海日誌もまた幻書になってしまうとか……すごいな、幻書。 いや、船長がすごいのか? 幻書を生みだしてしまうくらいですからね。 最後の「つながりの書」では紅の読姫とその鍵守も登場。 この二人組は幻書を作り出すことが使命、のようで。 あれ? そういえばヒューイの先輩もこの子たちに幻稿を渡した、よね? 冒頭、ヒューイが飛行機を操縦していて「お」と思いました。 今までは車とか汽車とか船とかでしたからね。 この「つながりの書」のラスト方面は、本当に作者さんの手腕にやられました。 ほんと、すごいな……と。 ひさしぶりに読んだけれどやっぱりおもしろいですね。 既刊分は全部買ってあるので、時間を見つけては読もうっと。

Posted by ブクログ

2012/06/02

“ジェシカは、ぐ、と頬を引き攣らせ、 「私だって渡り鳥なんか食べないわよ。シロクマじゃないんだから」 黒衣の少女が、ハッ、と嘲るように息を吐いた。 「渡り鳥をバリバリ喰う女はみんな口ではそう言うのです。さすがに馬のしっぽみたいな髪型だけのことはあるのです」 「そんな女がどこにいる...

“ジェシカは、ぐ、と頬を引き攣らせ、 「私だって渡り鳥なんか食べないわよ。シロクマじゃないんだから」 黒衣の少女が、ハッ、と嘲るように息を吐いた。 「渡り鳥をバリバリ喰う女はみんな口ではそう言うのです。さすがに馬のしっぽみたいな髪型だけのことはあるのです」 「そんな女がどこにいるのよ!?てか、髪型は関係ないでしょう!」 「悪いけど……本当に少し静かにしてくれないか、二人とも」 ジェシカが肩を怒らせて黒衣の少女に詰め寄っていると、ベンチに横たわっていた青年が、疲れたような声でぼそりと呟いた。 「蒸気機関の修理を手伝っていたせいで、寝不足なんだ。少し休ませてもらえるとありがたい」 「あ……ご、ごめんなさい」 ジェシカが、ばつの悪そうな表情を浮かべて謝罪した。 狭い船内のあちこちには、青年と同じように仮眠中の船員たちの姿がある。 彼らは皆、ぐったりとした表情で、疲れ果てた身体を休めているようだった。 「ふん」 黒衣の少女は、ふて腐れたような態度で、読みかけの本に視線を戻す。ヒューイと呼ばれた青年は、そんな彼女をちらりと見上げ、 「ダリアンも、他人の食習慣を一方的に非難するのはよくないと思うよ。互いの文化の違いは尊重しないとね」 「食生活ってなんなんですか!?」 ジェシカが悲鳴のような声を上げた。”[P.134] 心配したダリアンが怒ってヒューイの足蹴りまくるとこ可愛い。 ダリアンとラジエルが睨み合ってるとこのイラスト顔可愛い。 “「幻書に関わるということは、人々の剥き出しの欲望と直接向き合うということです。ですが、あなたはその前に、自分自身と向き合うべきですね」 くつくつと笑い続ける白衣の男の背後に、小柄な人影が浮かび上がる。 緑色の髪と白い肌。鮮血の色に似た深紅の衣装。 そして鍵穴を刻んだ金属の眼帯が、彼女の左目を覆っている—— 「きみは……!?」 紅衣の少女に目を奪われて、ヒューイは凍りついたように動けない。 教授の口元から、不意に笑みが消えた。 彼は、空洞のような虚ろな瞳でヒューイを見る。 「あなたの存在意義はなんです、ディスワード卿?あなたはなぜ、彼女と共にいるのですか、黒の読姫の鍵守よ——?」 突き放すような教授の問いかけに、ヒューイはなにも答えない。 紅衣の少女はそんなヒューイに、めずらしい生き物を見るような視線をしばらく向けていた。が、やがてそれにも飽きたのか、右の下瞼に指を当て、あかんべえ、と嘲るように舌を出す。 そして二人は、そのまま闇の中に姿を消した。 薄暗い坑道に取り残されて、ヒューイは一人立ち尽くす。 固く握りしめた彼の右手が、ぎしり、と低い音で軋んだ。”[P.247]

Posted by ブクログ

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