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中国共産党を作った13人 新潮新書

譚ろ美【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/04/20
JAN 9784106103599

中国共産党を作った13人

¥110

商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2020/04/05
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中国共産党の成り立ちについて、日本語で客観的に解説している基本図書。上海の第1回共産党大会博物館での見学時に並行して購読した。 1)共産党の成立、特に1910年代後半においては、日本の影響は非常に大きく受けている。このことを歴史上どう評価するかは日中関係とのパロメーターであると思っている。 2)共産党設立の経緯は、第一次世界大戦終了後のパリ講和会議でアジアの民族主義が否決されたこと、これにより孫文の三民主義への失望が生まれ、中国、ベトナムをはじめアジアは、共産主義の影響を受けることになった。(この意味で中国共産党は、あるいみ国民的革命政党と分析することができる)。無論、1917年のロシア革命も大きく影響する。また、共産党の成立には、ソ連からも大きな影響を受けている。

Posted by ブクログ

2012/07/08

 本書は、現在の中国の支配政党「中国共産党」が生まれた1921年の第1回全国代表大会に参加した13人について、詳細に調査した本である。  いわば「中国建国の父」なのだろうが、一読してその名と業績をよく知っているのは「毛沢東」と「周恩来」ぐらいで、「周仏海」「張国燾」は、中国の歴史...

 本書は、現在の中国の支配政党「中国共産党」が生まれた1921年の第1回全国代表大会に参加した13人について、詳細に調査した本である。  いわば「中国建国の父」なのだろうが、一読してその名と業績をよく知っているのは「毛沢東」と「周恩来」ぐらいで、「周仏海」「張国燾」は、中国の歴史を知る中で一応は名前は知っているが、詳細は知らず、あとの9人は全く知らなかった。  本書で驚いたのは、この若者たちとの日本との関わりである。「周恩来」が日本留学生であったのは有名であるが、日本留学組が4人もいるし、日本国内に当時の中国人への応援者も数多く、当時中国と日本が同じアジアという意識で密接な関係を持っていたことがよくわかった。  しかし、歴史とは非情なものだとも思う。本書によると1949年の中国建国の式典に晴れて天安門の楼上に登ることができたのは、13人のうち「毛沢東」と「董必武」の二人だけだという。刑死・獄死・殺害で7人も死亡しており、政治家として生き残ったのは、たった二人だけしかいない。  まあ、日本においても明治期の国家指導者の伊藤博文や大久保利通などが暗殺されているのだから、建国の混乱期というものは、そういうものかもしれないが、凄まじいとしか言い様がないと感じた。  そして、本書を読んで、中国共産党の創成期の歴史は意図的に隠蔽されているのではないかと思った。  まず日本は、一般に思われているよりもこの時期の中国と深く関わっていると思われるし、それらも含めて建国の歴史を中国共産党は正しく公開していないように思えた。中国共産党は、いまだ歴史を冷静に見ることができない現状にあるのだろうか。それが出来る時が「国家の成熟」といえるのだろうと思った。  本書は、良いテーマを取り上げていると思うが、その内容はあまり興味を惹かない。馴染みがない名前を興味深く読ませるにはそれなりのテクニックが必要と思われるが本書にはそれがないように思える。テーマに興味はあるが面白くはないと感じた。

Posted by ブクログ

2011/12/19

 今年は中国共産党結成90周年。1921年上海。若者13人の会合が出発点とされる。恥ずかしながら毛沢東以外の12人はほとんど知らなかったが,それもそのはず,中華人民共和国建国時に党に残っていたのは毛と薫必武のわずか二名。残りは初期の運動のさなかで死んだり,離党して漢奸として処刑さ...

 今年は中国共産党結成90周年。1921年上海。若者13人の会合が出発点とされる。恥ずかしながら毛沢東以外の12人はほとんど知らなかったが,それもそのはず,中華人民共和国建国時に党に残っていたのは毛と薫必武のわずか二名。残りは初期の運動のさなかで死んだり,離党して漢奸として処刑されたり,復党を果たすが文化大革命で弾圧されたり。状況がめまぐるしく変わり,生き馬の目を抜く世界。権力闘争のすさまじさがわかる。  本書は,13人のなかでも日本留学経験のある4人を中心に,また13人には入らないが同じく日本に留学した陳独秀,李大釗の人生にも触れつつ,日本と初期の中国共産党のかかわりを描いている。西郷隆盛はずいぶん彼らに影響を与えたらしい。  前提知識が乏しく,きちんと読みこなせなかったのは残念。

Posted by ブクログ

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