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もう二度と食べたくないあまいもの

井上荒野【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2010/04/20
JAN 9784396633387

もう二度と食べたくないあまいもの

¥110

商品レビュー

2.8

45件のお客様レビュー

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2023/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 そうね、もう二度と食べたくないのね。でも、すごく甘かったのね。若かったからできたあれこれを「食べたくない」と言いながら思い出してくすりと笑ったりしているのね。  簡潔な文章が上品に欲情を駆り立てますね。

Posted by ブクログ

2022/03/13

恋が収束していく様、想いが断ち切れていく様ばかりが詰まった短編小説です。 失恋だったり想いが実らず終わるバッドエンドのお話って気が滅入りそうなものだけど、この本ではどれもなぜか後味がすっきり毒味がなくて、休みの日に自然と朝日と共に目覚められたような清々しさがありました。 世の中に...

恋が収束していく様、想いが断ち切れていく様ばかりが詰まった短編小説です。 失恋だったり想いが実らず終わるバッドエンドのお話って気が滅入りそうなものだけど、この本ではどれもなぜか後味がすっきり毒味がなくて、休みの日に自然と朝日と共に目覚められたような清々しさがありました。 世の中に沢山の人が溢れている中、素敵だなと思う人と同じ気持ちになれて、結ばれるなんてすごく素敵なことで、きっとハッピーエンドなんだろうけど、現実はそれでめでたしめでたし、なんかじゃなくてその先もずっとさらさらと2人の間に時間は積もっていく。 ハッピーエンドのその先で、2人がこれからも同じ方向を向いていけるかなんて愚問だし、寄り添う期間が積もれば積もるほど、相手の嫌やツボが手に取るようにわかって、溝を生まないように、不機嫌を生まないように、言いたいことを飲み込むことも日常になるのかもしれない。 結ばれた瞬間の幸せを反芻して、好きな人が好きだった人に変わるのを見て見ぬふりをするのと、幕引きをする努力をするの、どっちが自分にとっていいんだろう、幸せになれるんだろう。 目を細めながら、輝いていたはずのあの時を思い出せる本です。

Posted by ブクログ

2018/04/28

すごくサラッと読めました。恋とか愛の終わりについて書かれた短編集という印象の本でした。上っていくのではなく、下っていく感じで、嫌いじゃないけど特別大きく揺さぶられることもなく、淡々としていました。 「手紙」と「犬」が好きだったかな。

Posted by ブクログ

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