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パリの秘密 中公文庫

鹿島茂【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2010/03/25
JAN 9784122052970

パリの秘密

¥220

商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2023/01/12

フランス文学者によるパリに関するエッセイです。 表紙の写真に惹かれて手に取りました。 写真はルネ・ブリが撮影したもののようです。 多くのひとが憧れる街パリ。 パリといえば花の都と呼ばれ、 かつては芸術、文化、ファッションの中心でした。 そんなパリの歴史、人々の暮らしぶり、風俗、...

フランス文学者によるパリに関するエッセイです。 表紙の写真に惹かれて手に取りました。 写真はルネ・ブリが撮影したもののようです。 多くのひとが憧れる街パリ。 パリといえば花の都と呼ばれ、 かつては芸術、文化、ファッションの中心でした。 そんなパリの歴史、人々の暮らしぶり、風俗、習慣、 建築物や劇場、オブジェなどなど、 知る人ぞ知るという街の隠れた魅力が紹介されています。 なかには現地の人ですら知らないこともあったりしますよ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ

2018/12/18

趣のある本でした。ここまで詳しくないからほとんどの地名は分かりませんでしたが、時々歩いたことのある場所やその近くが出てきて風景を思い出しました。また近いうちにパリに行ってみようと思います。

Posted by ブクログ

2012/06/13

大名行列に続き、秘密のタイトルが続きますが、内容は全く異なります。 鹿島氏の著書はこれまで何冊も読んできましたが、エッセイは初めてかもしれません。 東京新聞に連載された短いエッセイがまとめられています。 いくらパリに精通していても、シリーズ化して読者の知らないような話を提供する...

大名行列に続き、秘密のタイトルが続きますが、内容は全く異なります。 鹿島氏の著書はこれまで何冊も読んできましたが、エッセイは初めてかもしれません。 東京新聞に連載された短いエッセイがまとめられています。 いくらパリに精通していても、シリーズ化して読者の知らないような話を提供するのは、なかなか大変そう。 起承転結がないような小品集なので、肩肘張らずに読めます。 パリのオペラ座の地下には怪人がいる、というのはミュージカルの設定ですが、実際にオペラ座に養蜂場があるとは知らず、驚きました。 屋根の上にあり、そこのミツバチはチュイルリー公園を餌場としているとのことです。 オペラ座でそのハチミツを売っているのか、気になりましたが、その点には言及されておらず、少々物足りなさを感じました。 フランスのアイスクリームは匂いがきつく、苦手な日本人も多いそうです。 実際に食べた記憶がないため、自分では何とも言えませんが、フランスのアイスクリームは「味」ではなく「匂い(フレーバー)」だからだそうです。 日本でFAUCHONのアイスクリームを食べたことはありますが、特に印象には残っていません。 今度、気をつけて食べてみなくては。 日本人の思い描く青い目のフランス人形は、フランスにはないという話は、言われてみれば確かに、と納得する内容でした。 フランス人形といったら、私たちが連想するのはアンティークで高級なビスク・ドール。 実際には、フランスの一般家庭の子供が、そのような人形を持っているわけではないのです。 日本では童謡に歌われたことから、フランス人形神話が浸透したのだそうです。 ニコラ・フラメルの名前が登場しました。 『ハリー・ポッター』に登場したことでその名を知った錬金術師です。 フランス人だったとは思いませんでした。 ミュージカル「壁抜け男」の銅像があるそうです。 好きな作品なので気になるところ。銅像の作者は、なんと俳優のジャン・マレー。 マレーも、恋人コクトーのように万能の天才だったとは知りませんでした。 コクトーの手を、銅像に反映させているそうです。 この本で一番スッキリした謎解きは、イルカの像の話でした。 フランスの各所に、イルカの像が見受けられます。 さらにそれは、可愛らしいものではなく、中世の悪魔のように奇怪な姿をしているのです。 いつも気になっていましたが、それはフランス語のdaupinが「イルカ」のほかに「王太子」(国王の世継ぎ)という意味も持つため、王太子の祝福を意味するモチーフなのだそうです。 ただ、なぜ不気味な姿を模しているのかは、著者もわからないとのことでした。 著者の専門領域に興味があるため、ほかの著書よりもこのエッセイは単純で、時に単調さも感じる内容ではありましたが、それでも時折、面白い発見があり、読んでよかったと思えるものでした。

Posted by ブクログ

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