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真珠の首飾り 他二篇 岩波文庫

ニコライ・レスコフ(著者), 神西清(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1951/02/01
JAN 9784003263921

真珠の首飾り 他二篇

¥385

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2022/03/28

19世紀ロシアの作家・ジャーナリスト、 ニコライ・レスコフの中短編小説集。 リズム感のいい神西節が冴える素晴らしい翻訳。 旧字だが全然読みにくくない。 手に取ったきっかけは岩波書店『図書』2020~2021年の 亀山郁夫の連載「新・ドストエフスキーとの旅」第9回 〈去勢派とバフチ...

19世紀ロシアの作家・ジャーナリスト、 ニコライ・レスコフの中短編小説集。 リズム感のいい神西節が冴える素晴らしい翻訳。 旧字だが全然読みにくくない。 手に取ったきっかけは岩波書店『図書』2020~2021年の 亀山郁夫の連載「新・ドストエフスキーとの旅」第9回 〈去勢派とバフチン――2018年8月、オリョール〉で 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」に言及されていたこと。 訳者があとがきに記したとおり、 幻想的な趣きもありつつ、現実から遊離していない物語群。 ■ムツェンスク郡のマクベス夫人 (Ledi Makbet Mcenskovo uezda,1866)  若くコケティッシュなカテリーナ・リヴォーヴナは、  ずっと年上の商人イズマイロフに嫁いだ。  舅や使用人らと共に淡々と暮らしていた間は平和だったが、  番頭衆の一人で格別の色男、プレイボーイと評判の  セルゲイと不倫関係になって以来、  長年胸の奥で眠っていた悪心(あくしん)が  目覚めたかのように大胆不敵になり  ――というノワール小説。  上記「新・ドストエフスキーとの旅」によれば、  初出はドストエフスキーが主宰していた  雑誌『エボーハ』1865年1月号で、  ドストエフスキーに高く評価されていた由。 ■真珠の首飾り~クリスマスの物語 (Zhemchuzhnoe ozherelje,1886)  結婚して幸せになりたい!   いい人を紹介してくれ!!――と弟に縋られた既婚の兄。  弟はあるお嬢さんと意気投合したものの、  彼女の父親が問題で……。 ■かもじの美術家~墓の上の物語 (Tupejnyj hudozhnik)  タイトルの「かもじ」は髢で、今で言うエクステの意。  舞台役者のヘアメイクを手掛けたアーティストについて語る、  美しい老乳母。  彼女は元女優で、  伯爵に強引に妾にされそうになったところを、  意中の人であるヘアメイク担当の男性に助けられ、  駆け落ちしたという。  彼女の髪をセットしながら  「心配するな、連れ出してやるぞ」と耳打ちする  〈かもじの美術家〉! 痺れる!!

Posted by ブクログ

2011/09/02

レスコフは初めて読んだけどすごくよかった。軽妙なストーリーはいい意味で期待を裏切らない。理不尽なときも暗くならない。訳も本当にすばらしい。

Posted by ブクログ

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