- 書籍
- 文庫
人柱はミイラと出会う
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
人柱はミイラと出会う
¥110
在庫なし
商品レビュー
3.4
48件のお客様レビュー
おー面白い。発想がめちゃくちゃ面白い。言ってみれば並行世界ものだね。人柱、黒衣、お歯黒、厄年、はとても良い。鷹匠とミョウガでテンション下がって、参勤交代でまたちょっとおって思った。ただ発想勝負みたいなところがあって、題材めちゃくちゃ面白いんだけど、探偵役の推理が本当に突飛で読者が...
おー面白い。発想がめちゃくちゃ面白い。言ってみれば並行世界ものだね。人柱、黒衣、お歯黒、厄年、はとても良い。鷹匠とミョウガでテンション下がって、参勤交代でまたちょっとおって思った。ただ発想勝負みたいなところがあって、題材めちゃくちゃ面白いんだけど、探偵役の推理が本当に突飛で読者が一緒に推理する余地ゼロ。これは「殺し屋、やってます」ともおんなじだなあ。鮮やかな推理なんだけど、唐突なんだよな。なんとなく不完全燃焼。
Posted by
人柱、お歯黒、参勤交代など、古来の風習が残るパラレルワールドの日本を舞台にした作品が、七編収録された連作短編集です。 石持さんといえば、変則的なクローズドサークル作成が得意というイメージですが、このような世界観を持った作品集を発表されていたことに驚きました。 風習の説明をスム...
人柱、お歯黒、参勤交代など、古来の風習が残るパラレルワールドの日本を舞台にした作品が、七編収録された連作短編集です。 石持さんといえば、変則的なクローズドサークル作成が得意というイメージですが、このような世界観を持った作品集を発表されていたことに驚きました。 風習の説明をスムーズにする為に、外国人留学生を語り手にするところも上手いと思いましたし、何よりその発想力の凄さにただ脱帽するばかりです。 シリーズ化はされていないようですが、面白い試みだけにもっと読みたいと思ってしまいます。
Posted by
海外留学生が日本の風習について「?」となりそれに答える形で話が進み、読者もそれに引き込まれて「今の日本にはこんな風習があったんだ」と納得してしまいそうになる、設定の妙。 ・人柱はミイラと出会う 建設現場において、工事が順調に進むことを祈願してかつては生きた人間が犠牲となっていた...
海外留学生が日本の風習について「?」となりそれに答える形で話が進み、読者もそれに引き込まれて「今の日本にはこんな風習があったんだ」と納得してしまいそうになる、設定の妙。 ・人柱はミイラと出会う 建設現場において、工事が順調に進むことを祈願してかつては生きた人間が犠牲となっていた「人柱」だが現代においては、個室が設けられそこに人柱が隔離されることで継続されていた、というところから始まる。マンション建設の「人柱」部屋から、寝袋にくるまったミイラ状の遺体が発見された… ショートショートの基本は星新一か手塚治虫に有り、感 ・黒衣は議場から消える 議員の背後に黒ワイシャツ黒ズボン、顔を隠した「黒衣」が存在して裏方仕事を実施する制度。その中で一人の黒衣の遺体が発見された。 典型的なミステリ謎解きのパターン連発という印象。 ・お歯黒は独身に似合わない 独身女性が若い歯科医と車の中で、白い歯をお歯黒状態に染めている。この謎は。 安楽椅子探偵パターン。現実にありそう。 ・厄年は怪我に注意 厄年休暇制度、いいなー。笑笑 一番現実味がない話だったかも ・鷹は大空に舞う
Posted by