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「かなしみ」の哲学 日本精神史の源をさぐる NHKブックス1147

竹内整一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会
発売年月日 2009/12/25
JAN 9784140911471

「かなしみ」の哲学

¥825

商品レビュー

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2022/01/02

「かなしみ」という問いの原点: 1宮沢賢治の「かなしみ」の表情 「どうして僕はこんなにかなしいのだろう」 「存在倫理」という考え方 「修羅」の「かなしみ」 「かなしみ」の相克・相乗 2西田幾多郎の哲学の理由 哲学の動機は「悲哀」である 「悲哀」を介して「無似の新生命に接する」 ...

「かなしみ」という問いの原点: 1宮沢賢治の「かなしみ」の表情 「どうして僕はこんなにかなしいのだろう」 「存在倫理」という考え方 「修羅」の「かなしみ」 「かなしみ」の相克・相乗 2西田幾多郎の哲学の理由 哲学の動機は「悲哀」である 「悲哀」を介して「無似の新生命に接する」 「かなしみ」の力: 1「驚き」から「かなしみ」へ 「かなしみ」論の典型としての独歩 「要するに悉、逝けるなり!」人生の「不思議」を驚く 2「天地悠々の哀感」と「同情の哀感」 「天地悠々の哀惑」「同情の哀感」 3「哀感の力」 「人情と自然との幽かなれど絶えざる約束」 「神はまず悲哀の姿して我らに来たる」 「かなし」という言葉の歴史: 1やまと言業としての「かなし」 「・・・しかねる」有限性としての「かなし」 思いの届かなさとしての「かなし」 いとしさとしての「かなし」 しみじみとした惑典としての「かなし」 「かなし」の多様な実例漢字としての「悲」「哀」 2柳田園男の批判 柳田國男の指摘 「泣く」という表現手段 3本居宣長の「あはれ」論 なぜ「あはれ」が悲哀に特定されたか 「あはれ」の微妙な味わい 他者に向かう「かなしみ」: 1本居宜長の「共悲」論 歌えば「かなしみ」は晴れる 受けとめ手があれば、なお「かなしみ」は晴れる 「でんでんむしのかなしみ」 2「やさしい」という倫理 「やさしい」とはどういうことか 「やさし」の距離感 3「あはれ」から「あはれみ」ヘ 「あはれ」から「あはれみ」へ 「いたむ」から「いたましい」、そして「いたわる」へ 他者の「かなしみ」へのまなざし 神・仏と「かなしみ」: 1共悲の倫理性の「届かなさ」 「汝が性のつたなきを泣け」 共悲の倫理性の「届かなさ」 2呻き声としての「悲」 「おもふがごとくたすけとぐること、きはめてありがたし」 常行大悲の益 「慈悲」の担い手は誰か 呻き声としての「悲」倫理感情 宗教惑情としての「悲」「かなしみ」 3本居宣長の「安心なき安心」論 死はひたすら「かなしめ」ばいい 「かなしむ」ことは神々に従うこと 「われ」という「かなしみ」: 第六章「われ」という「かなしみ」 1無常感としての「かなしみ」 無常哀感としての「かなしみ」 「せむ術なさ」としての「かなしみ」 「せむ術なし」とは大いなる働きの感受でもある 自然感情としての「かなしみ」/「われ」の「かなしみ」 「一隅」性としての「かなしみ」 2「あきらめ」と「かなしみ」 「あきらめ」と「諦」 子規の「あきらめ」 鴎外・漱石・花袋の「あきらめ」 正宗白烏の「あきらめ」 3「修羅」の「かなしみ」のゆくえ 「けっしてひとりをいのってはいけない」 「いとしくおもうもの」から「みんあの幸福」へ 別れの「かなしみ」: 1なぜ「さようなら」と別れるのか. 「さようなら」は、もともと接統詞 これまでの総括がこれからにつながる 2「別れ」としての死 死は「別れ」である 「うしろ髪をひかれるからこそ」死ねる 3悲哀の仕事 「かなしみ」を共有する 「かなしみ」の表現: 1宇宙に響く「かなしみ」 「やりきれなさ」を表現する 表現することで救われる 宇宙に響く「かなしみ」 2「かなしみ」の美意識 「かなしみ」の受容に美が介在する 有限の中に無限の美を見る 「悲哀の快感」論 3「かなしみ」のセンチメンタリズム論 「悲しみの〈其珠化〉」 センチメンタリズム批判 ナルシシズム・センチメンタリズム 定型・談合・記号・制度 センチメンタリズム擁設論 感情から出発する 有限性/無限性の感情としての「かなしみ」: 1喪失・欠格としての人間存在 「何かとんでもないおとし物を/僕はしてきてしまったらしい」 2「悲の器」の「悲」の二重性 独歩の喪失感と「水辿の命の悌」 「永遠の根源」への/からの「かなしみ」 有限性/無限性の感情としての「かなしみ」 3「みずから」/「おのずから」の感情としての「かなしみ」 「みずから」/「おのずから」の感情としての「かなしみ」 「かなしみは明るさゆゑにきたりけり」 牧水の旅の「かなしみ」 「このかなしみを/よしとうべなうとき」

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2018/10/15

第1章 「かなしみ」という問いの原点 第2章 「かなしみ」の力 第3章 「かなし」という言葉の歴史 第4章 他者に向かう「かなしみ」 第5章 神・仏と「かなしみ」 第6章 「われ」という「かなしみ」 第7章 別れの「かなしみ」 第8章 「かなしみ」の表現 第9章 有限性/無限性の...

第1章 「かなしみ」という問いの原点 第2章 「かなしみ」の力 第3章 「かなし」という言葉の歴史 第4章 他者に向かう「かなしみ」 第5章 神・仏と「かなしみ」 第6章 「われ」という「かなしみ」 第7章 別れの「かなしみ」 第8章 「かなしみ」の表現 第9章 有限性/無限性の感情としての「かなしみ」 著者:竹内整一(1946-、長野県、倫理学)

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2011/06/14

本屋で立ち読み。 もっと読みたい。 『銀河鉄道の夜』のジョバンニが哀しいのは、彼には絶対的な信仰がないから、らしい。確かにそんな気がする。

Posted by ブクログ

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