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子どものことを子どもにきく
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1996/12/12 |
JAN | 9784000260558 |
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子どものことを子どもにきく
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
とっても面白かった。ちくま文庫の新刊タイトルを見て、面白そうと思ったのがきっかけだったのだが、うっかり図書館で取り寄せたのが、岩波書店版。 著者さんは児童作家として勿論存じ上げていたけれど、息子さんのその後が気になって、新潮OH!文庫とちくま文庫のあとがきを立ち読みで(すいません...
とっても面白かった。ちくま文庫の新刊タイトルを見て、面白そうと思ったのがきっかけだったのだが、うっかり図書館で取り寄せたのが、岩波書店版。 著者さんは児童作家として勿論存じ上げていたけれど、息子さんのその後が気になって、新潮OH!文庫とちくま文庫のあとがきを立ち読みで(すいません)、チェック。 高校卒業後、新潟アウトドア専門学校に…ん!?。なんと家人の先輩だった。聞いてみるとお名前も知っているという。新刊情報から何となく読んだだけなのに、不思議なご縁。 印象深かったのは3箇所。1つは長いし、もい1つは真面目すぎるので割愛。 父「いやー、すごいなあ。(と、しみじみ。)字が読めなくて、今いる所がわからなくて、今がいつかもわかんなくって、それでもやってけるわけだー。」
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『子どもにもらった愉快な時間 』と2冊続けて読んだ。 子どもとのやりとりがとても楽しい。 著者の対応や言葉の酌み取り方が、刺激的でおもしろかった。
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土曜日曜と2日もあるユニバーサルミュージアムのシンポ(http://www.minpaku.ac.jp/research/pr/111029-30.html)、はたして体力がもつか?と思いながら、木曜の行商と金曜の取材をこえて、てくてくと会場のみんぱくへ行く。申込みが多くて受付を...
土曜日曜と2日もあるユニバーサルミュージアムのシンポ(http://www.minpaku.ac.jp/research/pr/111029-30.html)、はたして体力がもつか?と思いながら、木曜の行商と金曜の取材をこえて、てくてくと会場のみんぱくへ行く。申込みが多くて受付を締め切ったと聞いていたとおり、会場のセミナー室はパイプ椅子も出していっぱいで、昼から日が暮れてしまうまでの数時間、座って発表を聞くだけといっても、くたくたになって帰る。 ふだんはほとんどテレビを見ないが、晩の8時からめまいの特集番組(「これで安心!めまい」アンコール放送)があったので何か参考になることがあればと久しぶりにテレビを見て、そのあと9時からテレビ欄でみつけた錯覚の番組(五感の迷宮「脳が作る錯覚の世界」)を続けて見る。 日曜は朝からまたシンポへ行くし、さてもう寝るかと思いながら、ぴらっと『子どものことを子どもにきく』を読みはじめたら、これがやはりおもしろく、するするとしまいまで読んでしまう。 ひょんなことがきっかけで、杉山さんは、下の子・たかしさんが3歳のときに駅前の喫茶店でインタビュー(喫茶店で「ところてん」が出るところがいいなあ)。 それから8年間、たかしさんに年に一度インタビューしたのを、まとめた本。おもしろいところはいろいろあったけど、とくに杉山さんが本文カットとして描いているインタビューもようや、たかしさんの発言内容のイラストのところがえらいおもしろかった(たとえば「隆の推測によれば、人間の頭の中には一生に使うものが最初から全部入っている。…」のイラスト)。 3歳から毎年のインタビューと思うと、そんなトクベツな日のことは、子どももずっとおぼえてるんちゃうかとつい思ってしまうのだが、たとえば10歳のたかしさんは、はじめのほうのインタビューのことはもうだいぶ忘れていたりする。たまたま、たかしさんの場合は、父の杉山さんがインタビューをまとめて小さな雑誌に載せたりしていたから、その記録があって、ああこんなことしゃべったのかとあとで分かる。 3歳や4歳や5歳の子どもは、自分で言葉を記録することもまずないし、周りの大人がその言葉を拾って書きとめるようなことがなければ、本人も周りも忘れてしまうやろうなーと思う。 ▼いつの頃からか、大人と子どもの関係は「教育-被教育」「保護-被保護」の枠組みで見るのが当たりまえになってしまった。 だから、伝達することには慣れているが聞くことは苦手だ。 たずねれば相手の意志や意見を尊重せねばならないし、答えに即して自分の考えを述べねばならない。 …子どもを教育や保護の対象として語らねばならぬ部分があるのは当然だが、そうではない部分もたくさんある。 そう気づけば、両者は同時代を生きる人間同士だ。 …大人と子どもはごくふつうの世間話がなさすぎる。 そして、あらためてインタビューしてみると、毎日顔をあわせている親子の間ですら、けっこう知らないことはあるものだ。 わからないままわかったつもりになって聞き流していたり、インタビューする大人の側の姿勢こそが問題として浮きあがってきたりする。 …[インタビューは]やはり基本はひとつの話題をだしにしつつ、自分または自分と相手との関係についての検証の場をそこに作るということなのだろう。(pp.196-197) こう読んでみると、べつに大人と子どもの間だけでなくとも、「自分と相手」のあいだに場を作れるなら、インタビューはいろいろやれそう。おもしろそう。 (10/29了)
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