商品詳細
内容紹介 | 「日本人とは何ものか」という大きな問いに著者は、日本人とは辺境人であると、正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人だ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる、読み出したら止らない、日本論の金字塔の誕生。 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/11/20 |
JAN | 9784106103360 |
- 書籍
- 新書
日本辺境論
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日本辺境論
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3.8
432件のお客様レビュー
村上春樹と並んで、うちの本棚の占有面積1位、内田樹先生。 その出会いとなった1冊。 日本論や日本人論は、国内にとても多くある。 自国の文化や国民性についてこれほど多くの知的資源を割く国は、他にない。 そもそもなぜ、僕たち日本人は、こんなに日本論が好きなのか。 日本人は、他国を...
村上春樹と並んで、うちの本棚の占有面積1位、内田樹先生。 その出会いとなった1冊。 日本論や日本人論は、国内にとても多くある。 自国の文化や国民性についてこれほど多くの知的資源を割く国は、他にない。 そもそもなぜ、僕たち日本人は、こんなに日本論が好きなのか。 日本人は、他国を参照し、比較して、常に自分が何者であるかを確認しなければ、不安だからである。 日本人はいつの時代も、外の世界に向けてキョロキョロと目を向けてきた。 キョロキョロ目を向ける先は、中国だったりアメリカだったり北欧だったり、時代によって変わる。 けれど、この「キョロキョロしかた」だけは、いつの時代も変わらない。 これが日本人の持つ普遍的な「辺境性」である。 明解な論理。 突飛な論理の飛躍はない。 しかし、その論理の向かう先は、他の誰とも違うオリジナリティ。 これぞ、知識ではない、知性。教養。 僕は、知識ではなく、この知性に憧れて、今日も本を読むのだ。
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読書といえば小説一辺倒だった私の読書傾向を変えてしまった一冊です。読み終えたときに、もっと知りたいこと、確かめたいこと、読みたい本が次から次へと芋づる式に出てきて、読書の無限ループにはまりました。日本とは、日本人とは。痒いところに手が届き、痛いところをすっと突かれる、わかりやすく...
読書といえば小説一辺倒だった私の読書傾向を変えてしまった一冊です。読み終えたときに、もっと知りたいこと、確かめたいこと、読みたい本が次から次へと芋づる式に出てきて、読書の無限ループにはまりました。日本とは、日本人とは。痒いところに手が届き、痛いところをすっと突かれる、わかりやすくて痛快な日本論です。 【事務局図書課非常勤嘱託員 熊谷和香子】 ●未所蔵です。読みたい方は学内者限定ホームページから「読みたい!」を送信してください。
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「日本人とは?」について述べた書。 「なんとなくそんなな感じ」と思っていたことを、 様々な歴史的事実に基づいて肉付けした感じの一冊。 終章の「日本語」についての考察が面白かった。(2010.12.10)
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