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日本語教のすすめ 新潮新書

鈴木孝夫【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/10/20
JAN 9784106103339

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日本語教のすすめ

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商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2021/03/06

訃報をきいてから書店に行ったら目についたので入手。 学生時代に『日本語と文化』『日本語と外国語』(岩波新書)などあれこれ読んでとてもお世話になったが、最近(といっても10年以上前)のこれは読んでいなかったな、と。

Posted by ブクログ

2021/02/24

「しょうもない愛国本じゃないの」かと疑っていたが、日本語や言語というものの奥深さを感じさせられた。 日本人が言語について自虐的な見方をしているとの問題意識を背景に、日本語の世界をもっと広げていくことを目的とする「日本語教」を広めよう...という筋書きで、日本語と他言語の比較を通...

「しょうもない愛国本じゃないの」かと疑っていたが、日本語や言語というものの奥深さを感じさせられた。 日本人が言語について自虐的な見方をしているとの問題意識を背景に、日本語の世界をもっと広げていくことを目的とする「日本語教」を広めよう...という筋書きで、日本語と他言語の比較を通して、どちらの言語が優れているとかいう訳でなく、日本語には日本語なりの面白い世界があるということを、様々な例で紹介している。 なぜ古代ギリシャ語ではクジラと蛾を同じ単語で表すのか、に対する答えや、日本語で人称代名詞は欧米と使い方がどう異なるのか、など、ちょっとしたトリビアから英語を勉強した人ならなんとなく考えたことがありそうなことなどについて、筆者の身近な経験を踏まえて説明しているため、かなり楽しく読むことができた。 「日本語教信者になって日本語を世界に広めるべきだ」とまで熱くはならなかったし、現実的にそこにエネルギーを使う意味は何かまではわからなかった。しかし日本語のわかる自分が日本語のことをまだよく分かっていないのはもったいない、もっと自分の使う言語の深みを知りたい、と興味がそそられた。 なお、「大東亜戦争」という呼称や植民地戦争に対する見方など、やや国粋主義的に思える違和感のある表現もあり、筆者のその姿勢には全面的に賛成できない。ただし筆者の指摘する「日本語が劣等言語というのはおかしい」という点については、その通りだと思った。また、言語により他国と交渉をすることで武力行使ではなく外交による平和を実現するためにも日本語の弱みである「他動機能」的用法の不用意を解消していこう、という提言はとても面白かった。 そして言語も自由で流動的に変わっていくものであり、それは自分たちが変えて意味を与えていけるようなものなんだと気づいた。日本語はこんなところが弱いからどうやったら、「翻訳調」にならずに弱いところをカバーしていけるかな、とか、主体的に、客観的に自分の言語というものを俯瞰的に分析できるんだと目を開かされた。例えば上記の「他動機能」の弱みを日本語でどう解消すべきか、考えられるようになったといえる。あるいは、英語とその翻訳による文献ばかりの 「Non Violent Communication」と呼ばれるような自己主張に関わるコミュニケーション論についても日本語で考えるとどうなるだろうかというのも考えたい。

Posted by ブクログ

2021/02/23

第4章「日本語に人称代名詞は存在しない」については、家族の中で使われる「父」「姉」など卑近な例を用いて、日本語での指示代名詞について説得力のある興味深い説明がされていて面白い。 また、著者は海外における外国語学習の位置付けが、例えばライバル国の事情をいち早く把握して出し抜くことで...

第4章「日本語に人称代名詞は存在しない」については、家族の中で使われる「父」「姉」など卑近な例を用いて、日本語での指示代名詞について説得力のある興味深い説明がされていて面白い。 また、著者は海外における外国語学習の位置付けが、例えばライバル国の事情をいち早く把握して出し抜くことであったり(米国)、自国の歴史を他国に宣伝することであったり(中国)して、普段考えているより多様な目的が存在しているということを知れたのは面白かった。 一方で、著者の過ごしてきた年代を考慮すると仕方がないことのようにも思えるが、国民と民族を同一視する表現や、いわゆる「若者」に対してのステレオティピックな思いが表されているのはすこし気になった。 また、著者は英語学習強化よりもむしろ、日本語教育施策を積極的に展開することで日本の国力増大を図ろうという、「日本語教」の立場を取る。しかし、個人的には、主にフィージビリティの観点から、世界の主要国(しかも主要国の意味するところも今後数十年でまた変わっていく)のすべてに日本語教育を行き渡らせることと、実質的な国際共通語になった英語を習うことなら、明らかに後者の方がコスパが良いと考える。つまり、私は「日本語教」には入信できそうにない。 「日本語教」の信者にはなれそうにないが、日本語の響きや表現、日本語で書かれた詩や歌詞などはとても好きなので、「日本語愛好者」くらいで生きていきたいと思った。

Posted by ブクログ

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