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ダリア
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ダリア
¥110
在庫なし
商品レビュー
2.9
19件のお客様レビュー
ダリアって誰や? 花の名前だと思って読み始めたら人、いや悪魔のことだったのですね。 幻想と現実の交差する、生と死の重なり合う不思議な世界を描き出していて、映像化したら面白そう、と思いました。 気持ち悪いけど見たい。グロいのに心惹かれる。なるほど悪魔だな。
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- ネタバレ
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それは男でも女でもなく、人間でも怪物でもない。 平凡そうに見える家族の前に突然と現れた一人の男の姿をした存在、ダリア。 退屈している妻を、非行に走る長男を、性欲に襲われる長女に、幼い次男、犬までもが そして一家の主である夫すらもダリアにとらわれ、頭で危険性を感じても、体がいうことをきかないでいる。 悪魔だった。人の心のすき間に入り込んでくる。 痴呆が進む祖父は現実と幻想を行き来しながらも、それの存在にだけはしっかりと気づいていた。 肉体を持つということの途方のなさを感じたよ)^o^(
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作家生活20周年記念作品。 悪魔=ダリア。 褐色の肌と黒い瞳の青年。 一見、どこにでもいそうな、子供二人と痴呆症の老人のいる家族。 妻から次々と、ダリアの形の無いカオスのなかに吸い込まれていく。 そのとき、確かな判断ができたのは痴呆症の父だけだったのかもしれない。 死の世界と現...
作家生活20周年記念作品。 悪魔=ダリア。 褐色の肌と黒い瞳の青年。 一見、どこにでもいそうな、子供二人と痴呆症の老人のいる家族。 妻から次々と、ダリアの形の無いカオスのなかに吸い込まれていく。 そのとき、確かな判断ができたのは痴呆症の父だけだったのかもしれない。 死の世界と現実の世界。自分と他の人。夢と現実。過去と未来。 境界のあるようで、ないそれぞれの空間が交わっていく。
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