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タペストリーホワイト 文春文庫

大崎善生【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/10/10
JAN 9784167715021

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商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

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2021/02/06

大崎さんの作品は優しさや透明感が特徴かと思います。ただこの作品は私にはピンとこなかった。 憧れの聡明な姉の影響に引きずられすぎて真の自由や解放が自分にとってどういうことか納得するまでに遠回りをしてしまった。 こんな辛い経験をする必要があったのかと思ってしまいました。 学生運動...

大崎さんの作品は優しさや透明感が特徴かと思います。ただこの作品は私にはピンとこなかった。 憧れの聡明な姉の影響に引きずられすぎて真の自由や解放が自分にとってどういうことか納得するまでに遠回りをしてしまった。 こんな辛い経験をする必要があったのかと思ってしまいました。 学生運動の時代の空気感が分からないので理解するのが難しいのです。学生運動、ましてや内ゲバに一体どれほどの意味があったのか、もし意味と価値のある行動であったのならば今も継続していてもおかしくないのになぜ打ち上げ花火のように消えていったのか。 そのようなことに振り回された主人公が気の毒にしか見えないのです。

Posted by ブクログ

2013/12/29

学生運動の名残に翻弄される女の子の話。 こういう時代だったのかなと言ってしまえばそれまでだけど そんな時代だからこその思いがあったのだろうか。 結局は未知の世界なんだけど。 Will you love me tomorrow? に 心が締めつけられる。

Posted by ブクログ

2013/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

知己の二人を内ゲバ出なくした高島洋子。私が読んだ始めての大崎善生フィクション小説。札幌での幸せな時期も時の経過と共に、形を変えずにはいられなかった。東京という理不尽な秩序が支配する土地で姉と恋人を無くした洋子。時代の空気に飲まれながら懸命に生きる彼女の生の記録。

Posted by ブクログ

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