Wed, 04 Nov 2009 最近よく聞く 新刊ラジオ で紹介していて気になったので読んでみた． 「お金持ちは自分の職業を聞かれたときに，答えに窮する」 「いろいろやってます」 という． いや，それが「ホントにいろいろやってるんだ」って話． 収入の複線化というのは，本業以外にも，週末や勤務時間外で収入を得ることだが，　多くの　「お金持ち」はこれを実現しているのだと・・． お金持ち，というと，なんだが，　企業家は少なくともそうだろう． 常に世の中の動き，面白いことにアンテナをはって，ビジネスチャンスがあれば動いていく．それがアントレプレナーシップなわけで． 著者の藤井氏は「週末起業」というのをズット言っていて， 本来はそれを一番にプッシュしたいところのようだが， 本書では，そこにたどり着けなくても，それ以前に出来る 収入複線化の方法を説いている． ちなみに，中小企業診断士 それが， １．アルバイト ２．ネット副業 ３．週末農業 ４．週末起業 ５．不動産投資　 だ． こういうコトは，社外に自らの居場所を生み出すことにつうじ 結局本業にはね返ってくることも多いという． この本は，まぁ，さくっとよめるペーパーバックなので そんなに重いもんではないし，そんなに名作というわけでもないのだが， 著者の藤井さんの方向性はかなり，共有出来るところが大きいとは思った． # さすが中小企業診断士 重要なポイントは，記述はしているが敢えて，５つの収入複線化の中に，FXや株取引を加えていない　というところだ． 多分，２つほどあって， ・キャピタルゲインよりもインカムゲインを主に考えるべきだといこと．つまり，キャピタルゲイン狙いの金融取引はギャンブルだということ． ・ 人脈などを得ることで，次につながるコトなどが少ないということ． だと思う． 「年に一度は、退職届を書きなさい―いまの仕事を快適にする36の法則」 にも通じるのだが，社外人脈を持つ事は，とても重要だ． そして，サラリーマン金太郎じゃないけど，ホントの仕事は自分でどんどんつくり出すものだ． その為には，社内の系に閉じず，外部からの情報を常に取り入れるパスウェイを持つ事が重要． そういう　アントレプレナーシップな視点で読むと，学ぶことも多いのかもしれない．

［　内容　］ 会社を辞めずに、無理なく、余った時間を使って、お金持ちと同じダンドリで、「収入源」を増やす。 ［　目次　］ 第１部　収入の複線化　総論（「収入の複線化」とは？；６つの視点と６つの質問で自分に合った稼ぎ方を見つけよう） 第２部　収入の複線化　各論（アルバイト；ネット副業；週末農業；週末起業；不動産投資；株式投資・ＦＸ） 第３部　収入の複線化の戦略（「副業ロードマップ」で生涯続く収入源を量産する） ［　ＰＯＰ　］ ［　おすすめ度　］ ☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆　文章 ☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆　冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度 共感度（空振り三振・一部・参った！） 読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ） ［　関連図書　］ ［　参考となる書評　］

アルバイト、ネット副業、週末副業等、会社からの給与以外の収入を得るための手段について書かれた一冊。 作者は「週末起業」で有名な藤井孝一氏。 今の世の中、副業を考える人も多いかと思うので、需要はあるかと。 個人的には、コレ系の情報は「信じ過ぎず、疑い過ぎず」で。 あくまで選択肢を考える上での情報としては有用なのでは、と思う。