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学術都市アレクサンドリア 講談社学術文庫1961

野町啓【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/09/10
JAN 9784062919616

学術都市アレクサンドリア

¥935

商品レビュー

2.5

4件のお客様レビュー

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2017/05/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

読了。 学術都市アレクサンドリア / 野町啓 読了したが読了した気がしないのは古代アレクサンドロス時代とホメロス等を時代を知ってないとならないからかな。 難しい。登場人物たちの名前が...w 似たようなのがいっぱいで。 とりあえず アレクサンドロスが死んだあと、部下がエジプトのアレクサンドリアを奪取したよ。 プトレマイオスだよ。 アレクサンドリア図書館は現存してないからわからないよ。 文献であったことはたしかだよ。 ムーセイオンという学術研究所みたいのところと似た時期だよ。 ホメロスとかの文献学が活発だったよ。 哲学も活発だったよ。 という感じかな 後半はユダヤ教の話にはいっていって なんだかんだで宗教は哲学なんすね。という感想。 現存していないしどこにあるかも今となってはわからない図書館はなぜあるかわかったいったかは、その時代と後世の人の文献から間違いなくあったということがわかったという話のようですね。 それが文献学とよばれるものなんすね。 勉強にはなったのかどうかは不明ですが、たいへん難しかったですまる

Posted by ブクログ

2014/11/21
  • ネタバレ

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知識の宝庫アレクサンドリア、図書館はここから始まった。ただマニアックなので要点のポイントが少なかった。おしい つーか図書館の記述が少ない。図書館だろ!アレクサンドリアと言えば図書館だろ! いや、図書館の本ばかりだからこの本は敢えてそれ以外の情報を詰めたのかな。  とはいえ、古代のことだから神話とかの話が多くて頭に入らなかった。 _______ p32 大王の死体を持ってくる  アレクサンドリアがここまで発展したのはアレクサンドロス大王の後継者の一人プトレマイオス朝の首都だったからである。プトレマイオス一世は大王の遺体を争議間に根回しして誰よりも早くエジプトに持ってこさせた。そこで埋葬することで後継者としての儀礼を強行した。マケドニアの風習では後継者が先王の争議を取り仕切る。それをゴリ押し、大王の名前の付いた都市を自国の首都にして周りから自分が後継者であることを固めていった。 p53 メセナ  企業の文化貢献活動であるメセナ。ヘレニズム時代のパトロンのことをメセナと言い、そこから来ている。 p71 スーダ  紀元後9世紀のコンスタンティノープルでもアレクサンドリア同様の文献学が実施されていた。こういったアレクサンドリアに倣ったと思われる図書館機能の活動が中世のルネサンスに繋がっていく。各時代のルネサンスはアレクサンドリアの資料蒐集・保存の遺産である。 p80 スコレー(閑)が必要  アリストテレスは、「学問は閑を善用するための物であり、また閑がなければ学問はありえない」という。  そして、「奴隷には閑はない」ともいった。奴隷とは自分の時間のない人間のこと、現代の先進国の人間でどれだけ奴隷がいるだろう。 p84 学問開花の理由  アレクサンドリアで学問が開花した理由は、プトレマイオス朝の諸王が学者たちにスコレー(閑)を保証したからである。 p124 文献学  文献学はなぜ必要とされたか。過去の書物の復元・集成が目的である。特に「繁蕪の刪汰」(不要な部分のトリミング)が重要であった。  当時のコピーは手書きであったから、間違いは多かったし、翻訳本なら誤訳だらけである。そこで、研究者による正しい情報の選別が非常に重要であった。 p168 ユダヤ人  アレクサンドリアはユダヤ人が多かった。ディアスポラ(散在)の民であるユダヤ人が自由に住める人種のるつぼだった。 p171 ユダヤ人増加  モーセの出エジプトは、エジプトにおけるユダヤ人の増加があまりにも急激でファラオが危惧したことでだ夏が始まったことで起きたと言われる。  ユダヤの聖書には男色の禁止が書かれており、律法の中にも嬰児遺棄の禁止、独身の禁止があり、そのため無尽蔵に子供が生まれた。  食糧生産の不安定な古代では人口調整は都市における重要課題である。それゆえ、男色や捨て子は人口調整の手段の一つであった。これに反するユダヤ人は危険視された。 p174 ユダヤ人蔑視  当時、一神教を奉じていたユダヤ人は少数派であった。しかも協調性のない存在であったはず。ギリシア人たちからは劣等民族として蔑視されていた。 p189 豚食  当時のアレクサンドリアにも、どこでも、豚の食事処は結構あった。そこで豚食を忌避するユダヤ人は蔑視された。 _______  おしい作品だった。

Posted by ブクログ

2013/08/20

2013 8/20 前半精読・後半パワー・ブラウジング。司書課程資料室の本。 図書・図書館史授業用。 これは古代図書館史では外すわけにはいかない、アレクサンドリアに関しての話。 ムーセイオンとアレクサンドリア図書館の関係(がよくわかってないしムーセイオンはそもそも記録が少ないこ...

2013 8/20 前半精読・後半パワー・ブラウジング。司書課程資料室の本。 図書・図書館史授業用。 これは古代図書館史では外すわけにはいかない、アレクサンドリアに関しての話。 ムーセイオンとアレクサンドリア図書館の関係(がよくわかってないしムーセイオンはそもそも記録が少ないこと)、アレクサンドリア図書館建設に関する逸話の真偽のはっきりしないことや整合性のないこと、「館長」と呼ばれる人々が実際はそういう立場ではなさそうであったことなど、さすがにアレクサンドリア図書館については一部で触れるだけの教科書類に比べてかなり詳しく書いてあり、参考になる。 後半はアレクサンドリアで展開された学問史、という感じになるので、授業では使わないかも。 以下、気になった点のメモ。 ・p.4 ムーセイオンについての話 ・p.16 アレクサンドロスの説明  ⇔世界史的事実って感じか? ・アレクサンドリアでは「文献学」が発展? ・p.22 アレクサンドロスが『イリアス』を愛する読書家であったこととか  ⇒・アレクサンドリアでホーメロス文献学が盛んであったことと無縁ではない? ・p.26 トロイア戦争の話がわかるのは文献学的成果による旨の記述あり  ←・このあたりの話、図書館史の授業で図書館の意義について表現するのに使えそう。安直だしミスリーディングかもだけど ・p.31 BC60・・・西欧世界最大の都市は、当時はアレクサンドリア?  ⇒・2位のローマが90万都市なので、アレクサンドリアは100万になんなんとする感じ? ・p.32 プトレマイオスによる王朝と遷都の経緯について  ・ホメロスが読めるのもムーセイオンのおかげ ・p.38 古代アレクサンドリアの想像図あり・・・使える? ・あー、アテナイのアカデメイヤやストア派にも触れないわけにはいかないか?  ・プラトン⇒アリストテレス⇒アレクサンドロス、プトレマイオス⇒アレクサンドリアとムーセイオン、と連綿と続く流れ ・p.42 ギュムナシオン:精神・身体の教育  ・ムーセイオン:「学者たちの場」? ・p.50~:「ムーセイオン」とはなんぞやの説明有り  ・研究機関があり図書館がある学術研究都市? ・p.58~ ペルガモンの図書館の話  ・羊皮紙をめぐる有名な逸話はプリニウスが書いているものの事実関係は疑わしい ・アリストテレスによる体系的蔵書構築とそのゆくえの謎 ・p.71 アレクサンドリア⇒コンスタンティノープル⇒ルネッサンス、と続く影響の可能性についての記述 ・p.81~ ムーセイオンとスコレー(閑)とシュンポシオン(饗宴)  ・図書館があってあくせく勉強するばかりでは☓  ・生きるためのあくせくから解放されてはじめてはなひらくものもある  ・広場や食堂に集まって薄めたぶどう酒を飲みつつ語り合う宴とそういう機能の存在  ⇒・学問には常にそういう場がよりそう、という話として使えるか? ・3章:アレクサンドリアの図書館は複数ある説?  ⇒・大図書館とセラペウムの図書館 ・p.88~ アレクサンドリア図書館における収集方法の話  ⇒・校訂や註解s業にも言及有り  ⇒・写本校訂  ⇒・翻訳・・・聖書のいわゆる70人訳が図書館で作られる ・p.98~99:プトレマイオス2世の趣味は収集  ・動物園や図書館もあった?・・・ここは推測 ・知識そのものの保存の話ではないが、その生産に必要な資料/史料/試料の収集、体系化・・・という点ではMLAにも通じる ・p.100~ カリマコスのピナケスの話:前305~240  ⇒・ケーキのレシピまであった?  ⇒・「書誌」としての機能詳細について ・図書館長について・・・実際は図書館長ではなく、文献学者かつ王の息子の教育者のリスト? ・蔵書数は50万~70万「巻」・・・パピルスの巻物なので現代との単純比較は困難 ・文献学・・・オリジナルの写本内容の同定のためでもあるという話 ・ペリパトス派・・・アレクサンドリアへのアリストテレスの影響 ・p.148~149:帝政初期のローマでは、アレクサンドリア出身の学者であふれていた?  ⇒・アレクサンドリアの政変の影響・・・ローマに影響を与えた可能性? ・アレクサンドリアにはギリシア/非ギリシアが垣根を取り払って存在  ⇒・そのさらに背景にはアレクサンドロスの諸民族「調和」の考え ・p.168~アレクサンドリアにはユダヤ人が多く存在  ⇒・AD1世紀にはアレクサンドリア人口の30%がユダヤ人?

Posted by ブクログ

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