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「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年 中公新書

加藤聖文【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2009/07/25
JAN 9784121020154

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2019/09/14

本書は、1945年8月15日前後に、日本、朝鮮、台湾、満州、樺太、南洋諸島という「大日本帝国」を構成していた諸地域がどのように敗戦を迎えていったのかを描くことで、大日本帝国とは何だったのか、その本質はどこにあるのか、どういうかたちで滅亡していったのか、そして帝国の記憶の何が喪われ...

本書は、1945年8月15日前後に、日本、朝鮮、台湾、満州、樺太、南洋諸島という「大日本帝国」を構成していた諸地域がどのように敗戦を迎えていったのかを描くことで、大日本帝国とは何だったのか、その本質はどこにあるのか、どういうかたちで滅亡していったのか、そして帝国の記憶の何が喪われてしまったのか、そのことが現在のわれわれにとってどう関わっているのか、といったことを明らかにしている。 トルーマンのほぼ独断だったポツダム宣言の作成経緯、米英に見捨てられての自主的な朝鮮独立の動きの挫折、30分で決められた「38度線」、蒋介石の当初の台湾軽視に起因する台湾に上陸した国府軍への台湾人の失望、満州国崩壊に伴う甚大な犠牲、沖縄戦の前哨戦といえる南洋諸島での玉砕、最後まで戦闘が続いていた樺太・千島など、本書で描かれた「大日本帝国」崩壊に係る各地域のエピソードは、まさに知らないことだらけであった。しかも、これらの敗戦前後の出来事が、朝鮮半島の分断、台湾と大陸中国の分断、国共内戦の末の中華人民共和国の成立など、現代まで続く混沌とした東アジア情勢に直接つながるものであることも理解した。 私を含め多くの日本人にとって、その崩壊を含む「大日本帝国」としての歴史は忘却の彼方にあると思われるが、著者が指摘するように、これからの東アジアと向き合うためにも、「大日本帝国」としての歴史を直視することが必要だと感じた。

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2018/11/28

序章 ポツダム宣言―トルーマンの独善とソ連の蠢動 第1章 東京―「帝国」解体への道 第2章 京城―幻の「解放」 第3章 台北―「降伏」と「光復」のあいだ 第4章 重慶・新京―「連合国」中国の苦悩 第5章 南洋群島・樺太―忘れられた「帝国」 終章 「帝国」崩壊と東アジア 著者:加...

序章 ポツダム宣言―トルーマンの独善とソ連の蠢動 第1章 東京―「帝国」解体への道 第2章 京城―幻の「解放」 第3章 台北―「降伏」と「光復」のあいだ 第4章 重慶・新京―「連合国」中国の苦悩 第5章 南洋群島・樺太―忘れられた「帝国」 終章 「帝国」崩壊と東アジア 著者:加藤聖文(1966-愛知県、日本史)

Posted by ブクログ

2015/08/14

[瓦解の日々に]1945年8月15日前後の韓国や台湾、中国などでの情勢をつぶさに観察することにより、かつて実在した「大日本帝国」がいかに崩壊し、それが日本人のメンタリティにどのような影響をもたらしたのかを研究した作品。「内地」の歴史だけからは知り得ない、大きな、そして異なる文脈で...

[瓦解の日々に]1945年8月15日前後の韓国や台湾、中国などでの情勢をつぶさに観察することにより、かつて実在した「大日本帝国」がいかに崩壊し、それが日本人のメンタリティにどのような影響をもたらしたのかを研究した作品。「内地」の歴史だけからは知り得ない、大きな、そして異なる文脈での戦時・戦後史が浮かび上がる良書です。著者は、日本近現代史を専攻し、近著には『1945年の歴史認識』などがある加藤聖文。 力作。「アジア」という、いわば大世界的な文脈から先の大戦を振り返るという作品はいくつか見たことがあったのですが、本作のように、国や地域といった小世界的な文脈をいくつか並列させることにより、日本の敗戦と帝国の崩壊が、多様な物語をつくりあげたことを簡潔にまとめた作品は非常にめずらしいのではないでしょうか。それだけでも読む価値が十二分にあるように思います。 また、なぜこのような多様な歴史の見方が日本の中から消えてしまったのか、という本書が投げかける問いも、極めて今日的かつ有意義なものだと感じました。大日本帝国の崩壊を通して歴史を語ることの難しさを痛感させられることにもなりましたが、それも含めて良い読書経験を本書は提供してくれました。 〜八月十五日の玉音放送は、大日本帝国を構成していた日本とそれ以外の地域とを実態においても意識においても切り離すことになったという意味で、歴史的に重要な分岐点となったのである。〜 得るところの多い一冊でした☆5つ

Posted by ブクログ

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