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黒ねこの王子カーボネル
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黒ねこの王子カーボネル
¥605
在庫なし
商品レビュー
4.2
15件のお客様レビュー
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ロージーの夏休みは黒猫とともに大冒険! ロージーが市場で見つけたのは、ほうきと黒猫。黒猫は王子カーボネルと名乗ります。彼を自由にするためには、釜と帽子が必要で、さらにかけられた「音なしの魔法」を明らかにしないといけないのですが——。 ちょっと生意気な黒猫カーボネルと、ロージーのやり取りがかわいい。だんだんと心を通わせてお互いに信頼する関係になる。一緒に冒険するジョンも、優しくて勇気があり、機転も効く、とてもよい少年。最後の王座を取り戻す戦いまでドキドキさせるし、すべてがうまくいくラストも素晴らしい。ジブリにもありそうな物語だった。
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ロージーがほうきを買おうとしたら、黒猫もいっしょに売りつけられた。ほうきは魔法のほうきで、ロージーと黒ねこをのせて空を飛んだ。おまけに黒ねこがしゃべりだした! (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)
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日本版は1985年出版、オリジナルは1955年イギリス。 (作中で主人公ロージーが「たのしい川辺」を読もうとするシーンがあった。) 都会の母子家庭に育つロージーが、偶然から黒猫の王子カーボネルの主人になり、その囚われの魔法をとく手伝いをする話。 魔法に必要な道具を集め回るシー...
日本版は1985年出版、オリジナルは1955年イギリス。 (作中で主人公ロージーが「たのしい川辺」を読もうとするシーンがあった。) 都会の母子家庭に育つロージーが、偶然から黒猫の王子カーボネルの主人になり、その囚われの魔法をとく手伝いをする話。 魔法に必要な道具を集め回るシーンが長い。 のみの市の古道具屋のおじさんがいいキャラだった。 魔法を使うのには詩作の才能が要るというのが面白い。 ところどころに、おっと思わせる台詞があって楽しい。魔法の本は、めいめいに魔女が自分で新たな魔法を書き足すのを、お料理の本みたいね、とか。 全編通して、猫のカーボネルが偉そうで可愛い。やっぱり猫はこんなかんじ。 相棒のジョン、本名はランスロットっていうのかーーここだけ興奮。ジョン自身は本名を嫌な名前だと言っている。そうなんだ、古臭い名前という認識なのかな。 ロージーが魔法でカーボネルを解放するシーンがとても素晴らしい。 単調で冗長なところもある物語だが、ここは本当に良かった。 敵の正体が面白い。なるほどー。 都会の夜空を、建物をかすめながら飛ぶシーンはとてもワクワクした。こういうの、子供のころに憧れたなあ。 猫のマルキンという大臣キャラが出たので、え、ブラックマルキン?グレイマルキン??と反応してしまう(メイスフィールドに出てきた悪い猫の名前) このマルキンは善玉キャラだった。 ラスト、ほうきで魔法を失うシーン、なんだか涙が出そうになった。それでもロージーもジョンもお母さんも、カーボネルも、幸せそうでとても嬉しい。 挿絵のタッチも好き。
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