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ドーン

平野啓一郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/07/13
JAN 9784062155106

ドーン

¥220

商品レビュー

3.7

91件のお客様レビュー

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2022/08/14

平野啓一郎の分人主義という思想に制約された物語という印象を受ける程、設定上の分人に対する主張が強い。しかし、立ち止まってその事を考える時、単に多面性と何が違うのか。あるいは、内面の個性に対し、まず内面が外的影響に左右されやすい流動体であるという事実。更に、外面はTPOで使い分けら...

平野啓一郎の分人主義という思想に制約された物語という印象を受ける程、設定上の分人に対する主張が強い。しかし、立ち止まってその事を考える時、単に多面性と何が違うのか。あるいは、内面の個性に対し、まず内面が外的影響に左右されやすい流動体であるという事実。更に、外面はTPOで使い分けられる装いのようなもので、昨日の自分と今日の自分は必ずしも一致しない事は経験的にも常ながら、そこにこだわるのは何故なのか、この強い主張は、残念ながら、物語の雑音となった。 有人火星探査プロジェクトにおける宇宙飛行士たちを巡るドラマ。政治的な陰謀も含ませ、物語は回想されながらミステリー仕立てで進む。例えば、宇宙飛行士の間で起きた事件と、その事件を起こした分人という描き方が一例だが、日常とは異なる環境における自らは、当然そこに順応しようとした別のキャラクターとなる。違う異性を前にして、現在のパートナーとは違う態度を取るのは分人というよりも、ただの戦略だろう。 物語は宇宙飛行士のリアルを描いており、AR技術なども取り入れた、遠くない近未来として描かれる。表層の違いを分人とするならば、表面的な反応をプログラミングしたARによって、生命の復活も可能なのだろうか。しかし、前述の通り、変わらぬ人格などないのだが、ARのプリセットは変えられない。コアなプログラムが不変か、可変か。人格は可変だ。この対比は、物語において重要な問いかけのような気がした。

Posted by ブクログ

2021/01/27

2009年の近未来小説(2030年代)ですが、2021年の今こそ読むべき物語だと思いました。 米大統領選の分断と団結、震災後の生き方、AR、監視社会と顔認証… 「分人」として、「個人」としての生き方、社会のあり方を考えさせられる一冊でした。

Posted by ブクログ

2020/04/03

図書館で借りてみたのだが、時間がなく、読了できなかった。 小説家としての比類なき才能は認めるが、これを書く意味って? 結末まで読む必要がある・・・

Posted by ブクログ

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